『あなたを救う健康の非常識』

2018/03/19

 

減塩、実は体に悪影響

今や世界中の人々にとって正しい体の使い方や食生活指針はまさに永遠のテーマです。なぜなら、正しいとされるものが巷に溢れすぎている状況で、一体どれが正しいのかわからなくなっているからです。炭水化物の摂取量やタンパク質の摂り方、塩分摂取量に加えて水分補給量、そして体を痛めない体の動かし方、つまり歩き方から物の持ち上げ方までテレビや雑誌の健康情報を頼りにし、熱心な人は本屋の健康分野の本を見てその内容を参考にしますがこれらの情報には奇抜なものも多くあります。

 

発展国ではこの分野で専門とされる厚生労働省やアメリカ食品医薬品局をはじめとする多数の国レベルの機関が存在し、また多くの学会があります。最終的には、多くの国民が、医師や栄養士の指示に従うのですが、その医師や栄養士もこのような機関や学会の指針を伝えることから、国の機関や学会は健康とされる食生活指針や体の動かし方の全体的な常識を作り出しているのです。

例えばその一つである塩分を限りなく少なくする減塩食は今や健康の常識です。日本の厚生労働省では一日の塩分量を9g未満(ナトリウム量3500mg未満)と定めており、アメリカ食品医薬品局は一日の塩分量を6g未満(ナトリウム量2300mg未満)としています。世界保健機関では塩分量5g未満(ナトリウム量2000mg未満)としており、信頼されているネット上の健康指針であるWebMDなどは、塩分量9g未満(ナトリウム量3500mg未満)と表示しています。常識である減塩も内容は非常にばらつきがある上に、そもそも実際に人々の健康改善に役立っているかどうか疑問の声も多くあります。

このためか、現在ではさらに減塩がより勧められ、塩分量4g未満(ナトリウム量1,500mg未満)まで下げるように指示している状況です。日本の厚生労働省もアメリカにならう状態で一日摂取量6グラム未満まで減塩を勧めています。

 

しかし一般的な常識であるはずの減塩による健康改善作用には、多くの専門家からの疑問も多いことに加え、この指針がもはや間違いであることも分かっています。カナダ人口保険研究所(PHRI)において、世界49カ国、13万3000人の男女を対象に行われた調査で医学雑誌「ランセット」に論文発表された研究結果によると、塩分は控えれば控えるほど死亡率が上昇すると報告されています。同報告によると塩分量10.2g〜12.6g(ナトリウム量約4000mg〜5000mg)とっている人たちが一番健康で、塩分摂取量を6g未満にすると死亡率が4割も上昇することが確かめられました。減塩すればするほど死に近付くことがデータによって明白に提示されていることから、誤った常識を生活に取り入れることで病気になるのは必然です。

 

しかし減塩は未だ揺るぎない常識として存在します。なので、常識の箱の中から脱出して、塩を適量に摂ることが大切です。ここで塩を使用する時の注意があります。食用で使う塩は、スーパーなどで売っている塩化ナトリウムで作られた精製塩ではなく、海塩や岩塩などの自然塩を使用することです。精製塩や食塩は食用または医療用に調整された塩化ナトリウム製品なので不自然な製品です。これは体への吸収率が早すぎることから体に負担をかける場合があるからです。

 

 

他にもある世に蔓延る健康に関する誤った常識

そして世間に溢れるその他の誤った常識にも着目する必要があります。他にも炭水化物やタンパク質を含むその他多くの誤った食生活指針や体の動かし方の誤った常識が相乗して冷え性や熱中症、無気力などをはじめとする体の不調がつくられているのです。更にうつ病などの精神の問題や児童の学習障害や発達障害はもちろん、多くの循環器の問題、アレルギー、線維筋痛症や倦怠感などをはじめ、がんや糖尿病が増えています。病気が医療費と比例して増えていく原因は不健康を誘発する様々な誤った常識の中にあるのです。例えをあげると:

 

炭水化物を抜くという常識–炭水化物は体に一番必要な食品です。短期間は良くても長期にわたり炭水化物を抜くと体の中の一番必要なエネルギー源が失われ慢性的な問題が起きます。

 

タンパク質を多く摂るという常識–体重1キロに対して1g未満のタンパク質が適量です。タンパク質を多く摂りすぎると血液が酸化します。特に動物性の肉などは血液を汚してしまいます。

 

大量に野菜を摂る常識–野菜は肉食で汚れた血液を浄化することにすぐれています。 野菜で食欲を満たすほど多く食べる考えは肉食の栄養学からの観点です。肉を食べない人は大量な野菜は必要ないのです。基礎代謝をつくる栄養素ではないので、大量に摂ることで体は冷えて免疫が下がります。

 

水を大量に飲む常識–これは体から排出される水分量を計算した観点に基づいています。肉食で酸化している人ほど多くの水分が必要になりますが、穀類と野菜が中心の人はそこまで水分を必要としません。特に塩分を控えながら水を飲む人など、体のナトリウムが不足します。

 

体を病気にしてしまうおかしな常識は体の動かし方にもあります。例えばかかと歩行をする常識や、ゴム底の靴を履くという常識排便は西洋式便器で座ってする常識、また正座は膝に悪いという常識、加えて床に直接座らない常識などです。ほとんどの人がかかと歩行をしていますが、これは理にかなっていない歩き方なので骨格に異常がでます。ゴム底の靴を履くと体が地面から絶縁されて静電気が蓄積します。そして西洋便器に座っている体位では直腸は曲がった状態になり排便には適しません。また床に座る動作や正座は足腰の可動域を広げておくために必要ですが、床に直接座らなければ人間の足腰は悪くなるのです。

 

その上に、現代人は血液を凝固させる糖分を甘味料やジュースで過剰摂取し、環境ホルモンになる1500種類もの食品添加物を日々の食事で摂っています。また、化学薬品や薬剤による副作用もあり、電磁波や空気汚染もいたるところに存在します。極め付けの放射能汚染による環境汚染など、全て総合すると、現代で病気にならない方がおかしいというものです。

 

 

私たちが日々の生活で行うべき事とは

日本の原子力問題のように、我々の社会にはたとえ悪いと分かっていても、経済的な理由からすぐに物事を変えられない皮肉な面がいくつもあり、医学も例外ではありません。このため1977年当時アメリカ人の食事を劇的に変えた米国食事指針「マクガバンレポート」も大変な批判にさらされました。同様に、今回の「ランセット医学誌」による減塩の害に関する発表も多くの批判にあっており、減塩の害一つ取ってもすぐには常識化しないかもしれません。

 

しかし食生活を含む生活全域の改善は必然です。塩分は適量に摂り、赤肉などの動物性タンパク質は極力控え、その他のタンパク質も摂り過ぎはないようにしましょう。玄米などの全粒穀物で炭水化物を主食として食事全体の50パーセント以上と多く摂り、野菜類は副食として摂ります。 そして水は必要以上な量を摂らないようにします。

そして生活原点回帰も忘れずに行いましょう。かかとから着地する歩行をせずに前足部で着地する歩行に戻し、たまにはゴム底の靴を脱いで裸足で地面に立って静電気を放出してください。なるべく床に直接座り正座も取り入れると気も引き締まり姿勢も正されます。そして糖分を甘味料やジュースを控えて、食品添加物の使用を避けてください。

 

これらは健康の非常識と思われるかもしれません。しかし、実際に当クリニックではこれらの食事と生活改善を行うことで患者様たちの健康を取り戻しているのです。また、世界には長寿村と呼ばれる100歳以上の高齢者が密集している場所もあります。コーカサスにあるグルジア、南米のエクアドルの中にあるビルカバンバ、ヒマラヤの南にあるフンザなどがその地域ですが、日本の森下敬一医学博士は森下長寿研究団を構成して長年そのような地域の調査をしています。森下先生のお話では、この地域の人は上記の生活指針の改善に近い暮らしをしています。これらの地域の人々は発展社会から見ると健康的には非常識な暮らし方で長寿を保っているのです。

 

 

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病気や不調は現われた“症状”であり、病気の“本体”やその“原因”ではありません。自律神経のアンバランスや血液の質の低下がさまざまな病気の“本体”です。そして、その原因は、一.意識、二.呼吸、三.水、四.食、五.毒素、などの5つの根本原因という生活習慣の誤りです。ジュジュベ・クリニックでは、この5つの根本原因という病気の“本質”を改善することで、体質自体を改善する東洋医学を基本にしたホリスティックケアを行っています。

 

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執筆者

ジュジュベ クリニック 院長

亀井士門 医師

神奈川県で生まれハワイに移住。親が病気になり、従来の治療で改善が見られず、東洋医学で助けられたことがきっかけで東洋医学を志し、 Institute of Clinical Acupuncture and Oriental Medicine(ICAOM)に入学。 2000年にジュジュベクリニックを開設。東洋医学を基本におき、西洋医学、インド哲学のアーユルヴェーダ医学、頭蓋調整オステオパシー 医学を統合させたホリスティック東洋医学の全体論で人間を見るメソッドを開発。 ハワイ州からDAOM(東洋医学博士)を認定される。 現代医学だけでは治り難いと言われる病状の治療や、多くのプロスポーツ選手の治療のかたわら、 日本各地で根本を治すホリスティック医学の普及に勤める。 世界平和実現のためランドオブアロハ世界平和プロジェクトにも力を入れている。