なぜ現代人は本来の体力と健康を失ったか

2017/11/02

江戸時代の日本人のパワーが無くなってしまったのか

江戸時代の人は大人であれば誰もが60キロの米俵を持ち運ぶ力を持っていたこと、また、ミニ氷河期とも言われる冬場でさえも比較的薄着で過ごしていたことを裏付ける写真や文献などが最近になってフォーカスされています。弱い体と精神力、多くのアレルギー疾患、そして冷え性を始め、増え続ける難病が当たりまえの現代人からすると、昔の人の体力はとても信じられないことです。

 

 

 

 

なぜ昔の人にあった健全な体を現代人が持たないのかについて、多くの研究者は食の欧米化を指摘しています。例えば、高タンパク高カロリーな食事は、腸を汚して血液状態を酸化させるので、腰や膝などの体の痛みはもちろんのこと、様々な不調や病気を誘発する原因です。ましては食品添加物を使って作られる加工食品に精製糖や精製塩を加え、酸化した油をたっぷり使うファーストフードを毎日食べていたなら体が不健康になることは間違いなしです。このことから現代人が食を正すことは重要ですが、大きな原因が食事以外にもあります。

 

 

この答えは歩き方にあり

それは現代人の歩き方です。特に昔の日本においては、 人々は裸足や草鞋、下駄や地下足袋を履いて、体を捻らず膝を抜いて前進し、足裏全体で着地する体に良い自然体な歩行法で歩いていたので、体が強かったのです。しかし開国当時、欧米流を王道とした日本人は、欧米人のように靴(くつ)を履き、体をねじって足を蹴り出し、かかと(踵)から着地する不自然な歩き方に変わっていきました。現代人にとって当たり前のこの歩行フォームこそが深層筋肉を弱体化させ、痛みや不調の原因になっているのです。これが昔の人と異なる点ですが、この体に負担をかける歩き方に人々を矯正する大きな要素が靴なのです。なぜならどの靴も靴底のかかと部分に衝撃を緩和するためのクッションがあり、これによって人間の歩行は、かかとから地面に着地する不自然な歩行へと知らぬ間に誘導されるからです。 現代人は靴を履くことで体の機能に反した歩行法に矯正されてしまう事で、体力が低下していることに気付くべきです。

 

 

「歩き方が変だよ、日本人」や「正しい歩行の作法」などと称して、欧米流の歩きを勧める人や団体も未だにいますが、試しに裸足で歩いてみてください。靴を履いた時と同じようにかかとを地面に打ち付けると、足に衝撃が来るので裸足でこの歩き方は継続できません。そして数週間ほど裸足や底の薄い地下足袋で過ごすと、体が自然にかかとを地面に打ち付けない歩行に戻ります。人間の自然体は裸足ですので、どちらの歩き方が正しいのか言うまでもないでしょう。私も、ここ一年ほど裸足で外を走り、靴を履かないで地下足袋(“SOUSOU”というブランドがお勧め)を履いていますが、体調と身体機能が確実にアップしていることを感じています。しかし、先日出張先の日本で久しぶりに靴を履いたところ、靴のヒールリフト(かかと部の出っ張り)が邪魔して歩き方のフォームが変わり、全身に違和感を感じました。これを経験すると靴の不自然さを痛感できます。

 

 

「アーシング」という静電気の放電と地電気の取り込みの重要性

そしてさらに重要な点は、靴や履物は体の中に静電気を溜めてしまうということです。人間の体は、合成素材の服や電気機材からはもちろん、体内でも常に静電気を発生していることから、常に足から地中へ放電し続けなくてはいけません。同時に地中にある電子も取り込んで体は正常な機能をするのです。これを「アーシング」と言います。しかし、靴の底に使われる合成のゴムやプラスチックは電気を遮断する絶縁物質です。これによって現代人は大地から切り離されたアーシングされていない状態で、体内にイオンを帯電(静電気)させている状態で生きています。これは血液の流れを流れにくくするので大変体に悪いことです。

アーシングは、ここ数年で多くの研究者に注目されるようになりました。しかし昔から多くの先住民族の間では、「靴を履くと病気になる」とよく言われていたそうです。日本では裸足または下駄やわらじ、足袋などを履いていた様に、世界各地の先住民族も裸足か、動物の皮や植物繊維の履物を履いていました。これらは絶縁物質ではないので地電気を通し、クッションもないので人本来の歩行を保つことができたのです。 この構造性と機能性を重視した“原点回帰”のため、ジュジュベでは、歩行を正す地下足袋に導電性ゴムを使った“アーシング地下足袋”の制作なども提案しています。今、世界中の先住民族や若年層でカルチャの見直しが起きています。健康のために、食や精神面、そして本来の歩き方の面でも原点回帰をお勧めします。

 

 

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ジュジュベ・クリニックでは、病気や不調は現われた“症状”であり、病気の“本体”やその“原因”ではありません。自律神経のアンバランスや血液の質の低下がさまざまな病気の“本体”です。そして、その原因は、一.意識、二.呼吸、三.水、四.食、五.毒素、などの5つの根本原因という生活習慣の誤りです。この5つの根本原因という病気の“本質”を改善することで、体質自体を改善する東洋医学を基本にしたホリスティックケアを行っています。

 

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執筆者

ジュジュベ クリニック 院長

亀井士門 医師

神奈川県で生まれハワイに移住。親が病気になり、従来の治療で改善が見られず、東洋医学で助けられたことがきっかけで東洋医学を志し、 Institute of Clinical Acupuncture and Oriental Medicine(ICAOM)に入学。 2000年にジュジュベクリニックを開設。東洋医学を基本におき、西洋医学、インド哲学のアーユルヴェーダ医学、頭蓋調整オステオパシー 医学を統合させたホリスティック東洋医学の全体論で人間を見るメソッドを開発。 ハワイ州からDAOM(東洋医学博士)を認定される。 現代医学だけでは治り難いと言われる病状の治療や、多くのプロスポーツ選手の治療のかたわら、 日本各地で根本を治すホリスティック医学の普及に勤める。 世界平和実現のためランドオブアロハ世界平和プロジェクトにも力を入れている。