美味しいお酒、美味しい酒肴『ジョイ・オブ・サケ』開催!

2017/08/13

Aloha!ハワイの最新情報をお届けするアロハタウンネットです。

 

 

ジョイ・オブ・サケ ホノルルが開催されました

今年で17回目を迎えた世界最大の日本酒イベント「The Joy Of Sake」が8月4日(金)にハワイ・コンベンションセンターにて開催されました。

 

このイベントは、もともとは極々小さな集まりからスタートしました。

日本酒好きな在住日本人がお気に入りの日本酒を日本から持ち込み、仲間と一杯やりながら日本酒について語り合ったところから始まったそうです。それが今では参加者が大勢になりコンベンションセンターでしか開催できないような大きなイベントになったと言う事です。ハワイのローカル達にじわじわと日本酒のよさが浸透していったのですね。

 

今年出品された日本酒は全部で381。そのお酒を開催前の2日間で、全米日本酒歓評会の厳正なる審査を行い、各部門において金賞、銀賞受賞酒が選定されます。

 

また、金賞受賞酒の中から特に優れた出品酒に授与されるグランプリ、準グランプリ、そして2001年度よりの歓評会での受賞を数値化し、その累計が最も高くなった蔵元に贈られるエメラルド賞が下記の通り発表となりました。

 

大吟醸A部門

グランプリ 小玉醸造株式会社(秋田県) 太平山 天巧

準グランプリ 株式会社 あさ開(岩手県) あさ開 純米大吟醸 極上 旭扇

準グランプリ 株式会社 斎弥酒造店(秋田県) 雪の茅舎 花朝月夕

 

大吟醸B部門

グランプリ 亀の井酒造株式会社(山形県) 純米大吟醸 くどき上手 愛山

準グランプリ 桃川株式会社(青森県) 桃川大吟醸

準グランプリ 出羽桜酒造株式会社(山形県) 出羽桜 純米大吟醸 原酒

 

吟醸部門

グランプリ 土佐鶴酒造株式会社(高知県) 吟醸酒 azure

準グランプリ 桃川株式会社(青森県) 吟醸純米 杉玉

準グランプリ 出羽桜酒造株式会社(山形県) 出羽桜 出羽燦々(純米吟醸)

 

純米部門

グランプリ 合資会社 後藤酒造店(山形県) 辯天 特別純米原酒 出羽の里

準グランプリ 有限会社 仙頭酒造場(高知県) 土佐しらぎく 斬辛 特別純米酒

準グランプリ 合資会社 後藤酒造店(山形県) 辯天 特別純米酒 つや姫

エメラルド賞 天山酒造株式会社(佐賀県)

 

先ずは日本酒を理解しよう!

まず、日本人でありながら日本酒素人の私には日本酒の種類がさっぱりわかりません。たまに飲む機会があっても勧められるがままに頂いておりました。なので大吟醸酒とか言われても、あたかも知っている体でふるまったりしていました。(笑)一番高い日本酒という位の認識です。

ここでしっかりその種類を熟知しておいた方がようさそうです。

 

まず基本から!

日本酒は、通常は米と麹と水を主な原料とするアルコール分が22度未満の清酒の事をいいます。

日本特有の製法で醸造された酒で、醸造酒に分類されます。そしてその中でも普通酒と特定名称酒の2種類に分類されており。その清酒としての要件を満たしたもののうち、原料や製法が一定の基準を満たすものは、国によって定められた特定の名称を容器又は包装に表示することができます。その名称が「大吟醸」「吟醸」「純米」「本醸造」に分類されています。それぞれ使用する原料や精米歩合によって種類分けされますが、こうじ米の使用割合が15%以上のものに限定されています。そしてその精米歩合の数値が低いほど、より高度に精米された高級な日本酒ということになります。以下が精米歩合の規定です。

 

普通酒 – 規程無し(一般に73~75%程度)

本醸造酒 – 70%以下

純米酒 – 70%以下

特別本醸造酒 – 60%以下

特別純米酒 – 60%以下

吟醸酒 – 60%以下

大吟醸酒 – 50%以下

 

普段私たちが食べているお米は、平均で90%くらいの精米歩合です。要は玄米からどれくらい米を削って白米になったかということなのですが、お酒作りの場合、「削る」とは言わず「磨く」と表現されます。このことからもより「磨き」をかけた米ほど、いい日本酒が出来上がるという事になります。

 

そして、今回の「ジョイオブサケ」では、その特定名称酒の中からさらに上から「大吟醸」「吟醸」「純米」の3種類の厳選された日本酒のみが出品されているのです。つまりどの日本酒も「極上」という事です。

 

これで、並んでいるどの日本酒を飲んでも、美味しいに違いない事がわかりましたね。

因みに「大吟醸」をA/Bに分けているのは、Aは40%以下というより「磨き」がかかった日本酒、Bは40-50%の「磨き」の日本酒という分け方になっています。おそらく一般人にはその違いを感じ取るのは難しいのではないでしょうかね。

 

気になる選定基準

では、全米日本酒歓評会はどのような基準や規定でお酒を品評しているのでしょうか?

実査に審査を行った独立行政法人 酒類総合研究所の成分解析研究部門の副部門長 奥田将生博士にお話を伺いました。

難そうなお仕事のようですが普段はどのような事をされているのですか?

 

「酒類総合研究所は、酒類に関する研究機関であり、酒類に関する研究、講習、技術の普及、鑑評会などの業務を行っている独立行政法人です。お酒は日本酒に限らず、ワイン・ビール・ウイスキー・焼酎などすべての研究を行っています。日本の伝統文化である日本酒ですが、造り方が複雑なのですが、そのメカニズムを科学的に解明するのも私たちの仕事です。そしてお酒造りに携わる人が、正しくきちんとしたルールでお酒を製造できるようガイドライン等も作成しています。そしてもちろん多くの蔵元さんへの技術サポートも行っています。」

 

今回、歓評会の一員として品評されましたが、その選考基準、美味しいお酒の見つけ方とかあるのでしょうか?

 

「最初に色を見ます。透明度と色着きの具合とかです。色の濃いものは長期貯蔵しているお酒ですね。この青い2重丸がその判定をわかりやすくしてくれています。次は香りを楽しみす。香りはまず「いい香り」と「醸造上ダメといわれる香り」があります。端的に言うと嫌われる香りが存在します。それがあるかないかを確認し、口に含んでからは、「香り」と「味」それと「バランス」、「甘辛」「こく」も感じ取りながら、それだけではないその日本酒の持つ「ふくらみ」をどれくらい持っているかで評価します。そのなかで「基準値を大きくクリアしたお酒」と「そうでない酒」の線を一度引いて、もう一度「クリアしたお酒」だけで再品評を行い、それぞれの評価点を合計して高得点のものが金賞・銀賞となります。」

 

ワインに似ていますね。品評ですが、最初の一杯と最後の380杯では選考にばらつきがでないのですか?

 

「最初の数杯は、試運転程度にスタートし、自分の中で条件が整い一定の基準が出来上がったタイミングで、もとに戻り再品評したりしています。大抵は一つのお酒で2回はチェックを行います。」

 

ありがとうございました。それでは、お薦めのお酒を教えて下さい。

 

「最近の日本酒は多様性を前面に出したものが多いので、好みがはっきり分かれるのですが・・・近年の大きな流れとしてフルーティーな甘めの味が比較的好まれる傾向にあります。日本酒ビギナーの方でも入りやすいですよね。こちらなどいかかでしょう?」

吟醸 出羽桜 雄町 純米吟醸

 

香りからいきなりフルーティーです。飲み口も軽いです。

 

「そうなんです。この蔵元はフルーティーさを出すのが得意なのです。酵母の働きの解明でこういった香りは、以前に比べると出しやすくなったのですが、上手くいかないと口の中に渋みが残ったりします。このお酒は それもなく、いい味がでています。これは岡山のお米を使っています。そして隣の山形のお米を使った出羽桜も飲んでみてください。」

 

吟醸 出羽桜 DEWA33 純米吟醸 

 

こっちはちょっと大人っぽい味ですね。同じブランドでもお米が違いうだけで全然ちがいます。

 

「最近の傾向として、香りがあって甘いものが主流となっていますが、そこに偏りすぎると今度は、真逆の流れが発生するというファッションの流行にも似た流れが出てきている事実もあります。これはそんなタイプのお酒ですね。基本的に甘めの日本酒は食前酒として飲まれるのがベストです。あまり量が飲めないですよね。全般的に香りの高い大吟醸・吟醸は食前酒(~食中酒)になると思います。食中酒として飲むのに適しているのは純米酒でしょうか。純米酒は香りを抑え少し酸味の効いたものが多いです。お酒の甘みを酸味が消してくれるので、絡めのお酒ということになります。料理の邪魔をしないお酒が純米酒なのです。純米酒はお燗してもいいですね。」

 

ものすごく勉強になりました。なにかもうすでに「日本酒ソムリエ」になってしまった気分です。

 

さあー、今のお話で、日本酒の事は完璧に理解できたので、これからいろいろ飲んでみるぞ!と思ったら、いつの間にか終了の時間となってしまいました。もっと早くに聞いておくべきでした。生酒コーナーで生酒ばかり飲んでいたのが祟りました。グランプリのお酒飲みたかった・・・(涙)

 

会場の様子!もちろん美味しい酒の肴がいっぱい!!

イベントは、優先入場チケットを買った方が、まず17時30分より入場できます。ほとんどは入場したら、まず腹ごしらえで料理のコーナーをはしごしていました。6時30分の一般入場までの1時間で、ホール内のほぼ全ての料理コーナーで並ぶことなく料理を手にすることが出来ていました。一般入場後は、どこのブースも長蛇の列が出来ていたので優先入場がお勧めですね。

 

途中、「THE WORLD’S LARGEST KAMPAI」と銘打って1500名以上の来場者が日本酒で乾杯をして世界記録を樹立しようという企画を行いました。確かに日本酒だけだと記録になるかもしれません。

 

三澤総領事と奥方

 

太鼓マスターのケニー遠藤氏

 

 

2017年ミス・酒 グランプリの田中梨乃さん。「そのポーズ決まりすぎです。」

 

参加店の料理 (画像をクリックするとお店のホームページに行きます)

  • Kaiwa “Kasujiru” Shot of sake lees with Atlantic salmon and eggplant

 

会場の様子(クリックで拡大/スライドショー)

 

美味しいお酒と美味しい料理で最高のひと時を味わえます。来年も是非!

 

そして最後いつもビール飲みながら盛り上がっているのは、マーク・ノグチ。

 

終了後は、本日オープンの「LUCKY STRIKE SOCIAL」に流れてました。

夜は更けていく、酒量は増えていく。

 

THE JOY OF SAKE NEWYORK 09/27/2017 開催!

THE JOY OF SAKE TOKYO 11/01/2017 開催!

 

JOY OF SAKE HONOLULU

開催場所

ハワイ・コンベンション・センター

開始時間

17:30-(優先入場 $145)18:30(一般入場$95)

WEBSITE

http://www.joyofsake.jp/honolulu.html

 

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執筆者

三代目

三代目アロハタウンネット編集長。本牧の警友病院生まれ。日本より低反発マットレスを小脇に抱えハワイに単身永住。旅行で訪れるハワイは最高だったが、はたして暮らすハワイも最高なのか!右手にミラーレス、左手にGoPRo握って日夜ハワイを奔走中。