ハワイで妊娠、そして出産② 出生前診断編

2015/08/18

前回は、ハワイでの妊娠発覚~初妊婦健診までをお伝えしました。2回目の今回は、専門機関で受けた「出生前診断」について、詳しくお伝えしていきます。

 

NT(nuchal translucency)検査

こちらで高齢初産を迎える妊婦が必ず受ける検査で、日本語では胎児頸部浮腫検査。主に赤ちゃんがダウン症かどうか…をこの検査で調べます。

 

もちろん高齢でなくても希望すれば検査は受けれるそうですが、高齢初産の場合は必ず受けるようです。これを検査できるのは、妊娠11週~13週の間。こちらの期間は医師によって見解の少しズレがあるようです。私が検査を行ったのは13週目でした。日本ではどうなのでしょう?日本でも出生前診断と呼ばれるいくつかの検査が、こちらと同じようにあるようですが、まだあまり多くの方はされていない様子ですね。

 

このNT検査では、エコーから胎児の首の後ろの厚みを測り、その値から染色体異常の有無を知る事が出来るそうです。厚みがあり、さらに妊婦が高齢であると、胎児が先天性の病気を持っている可能性が高い。と言う事になります。ただ、基準より厚い結果が出たとしても、100%ではありません。この検査の精度は、50%~60%。なので後日測ってみると、正常だったりします。詳しくは『NT検査』でネット検索すると、たくさん出てきます。デリケートな事だけに、いろいろな見解があるようですね。

 

エコーでの検査なのでリスクはありませんが、精度があまり高くないので、こちらの検査は精密な検査を行う為のきっかけになる検査といった位置づけかと思います。診断の正確性も必要なので、いつもの担当医ではなく専門の機関へ行くように言われ、検査を行いました。オアフ島にはこの検査が出来る機関は2カ所あり、私たちはホノルル市内の方へ。 Fetal Diagnostic Institute of the Pacificという機関へ。ドン・キホーテの近くにあります。『胎児の診断をする機関』と言った感じでしょうか。

 

まずは書類の記入

初診なので15分前には到着し、書類の記入。こちらの予約は、カピオラニメディカルセンターの担当医オフィスから手配してくれたので、言われた時間に行くだけでした。名前を呼ばれ、主人と診察室へ。ここでも担当ナースがまず登場。前回もお話しましたが、日本に比べアメリカのナースは、医療行為の出来る範囲が広く、ドクターは仕上げに現れる感じです。

 

腹部エコー検査

質疑応答が終了すると、専門技師にバトンタッチ。前回の初妊婦健診の際は、経膣エコー検査でしたが、今回は腹部エコーでした。胎児の向きによっては測定が難しいようで、時間をかけ胎児の首の辺りを拡大しながら、5回の測定が終了。ひとまず結果は異常なし。その後ドクターが登場し、再度5回計測。そして、ドクターからも異常なしと診断。この検査を受ける前に、もしもの時のことも夫婦で話し合っていたので、喜びよりも安堵感がとても強かったです。エコーの写真を8枚程+動画のDVDをもらい、今日はこれで終わり!と思っていたら、ドクターからカウンセラーのところへ行くように言われ、別室のカウンセラーのもとへ。

 

 

カウンセラーと精密検査の話

こちらのカウンセラーからは、35歳以上の高齢初産が抱えるリスクを資料を見ながらの説明。そして、NT検査後に受ける事の出来るさらに精度の高い数種類の出生前診断の診断方法と、それぞれの精度の話がありました。

先ほど受けて、問題が見つからなかったNT検査の精度は50%~60%。そこで、さらに検査を進めるかどうか、カウンセラーを含めて話し合い…数種類ある中で、一番新しく安全で、精度99%のNIPT (non-invasive prenatal genetic testing) を勧められました。日本語で通称:新型出生前診断/正式名:無侵襲的出生前遺伝学的検査になります。この検査を受けれるのは、妊娠10週~18週の間に限られます。

 

入っている保険でカバーされるかの確認

アメリカは皆保険ではないので入っている保険も保障もバラバラ。そこで、まずカウンセラーが私の入っている保険がNIPTをカバーするか>を確認。カウンセラーに「あなたの保険はカバーされるから、検査するといいわ!」ぐらいの軽いノリで勧められましたが、こちらとしては陽性だったら…と思うと、しない方がいいのかも?とも思い、主人としばらく悩みました。しかし、結局検査を受けることに。カウンセラー曰く、保険が適応される35歳以上の高齢妊婦は、高い確率でなんらかの精密検査を受けているようです。NIPTを自費で行うと、アメリカでも日本でも約20万円程かかるそうです。

 

血液からDNA鑑定

検査方法は、母体から採取した血液から胎児のDNAを鑑定し、一週間程で結果が出るというもの。希望であれば、この検査で性別も教えてもらえます。この結果を待つ1週間は本当に長く感じられ、すごーく色んな事が頭をよぎりましたが、結果は…「陰性」。そして男の子であることが判りました。ホッとしましたが、これほど落ち着かない1週間はなかったです。

 

 

この検査の精度は99%ですが、この検査で陽性と診断され、その後最終検査となる羊水検査をしてみると、約20%の胎児が正常と確定された…と言ったデータがあったり、その逆の「異常の見逃し」もやはりあるそうです。そして、すべての先天性異常がこれらの検査で発見出来る訳ではありません。やはり、無事に生まれてきてくれるまでは、安心は出来ませんね。

 

いかかでしたか?いろいろな議論がされている「出生前診断」ですが、検査を希望される際はしっかり医師やカウンセラーの説明、インターネットからの情報をもとに、ご自身で理解し納得された上で受けられる事をオススメします。次回は2回目の妊婦検診と、専門機関での最後の胎児チェックの様子をお伝えします!

 

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>>ハワイで妊娠、そして出産③ 2回目の検診&胎児チェック編

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執筆者

ローフードマイスター

ヨウコ カネシロ さん

兵庫県神戸市出身。ローフードマイスター+健康オタク。ハワイ州マッサージライセンス、日本のローフードマイスター資格も持つ。1998年から建設会社でCAD設計者として活躍した後、料理教室の講師に転身し、ローフードと出会う。 2012年語学留学でハワイへ渡る。語学学校卒業後は、マッサージスクールへ入学。2014年に共同経営者3名でコールドプレスジュースの専門店「JugoLife」設立。同年結婚、そしてハワイ州マッサージライセンス取得、さらに日本のローフードマイスター資格も取得する。2015年6月同社退職。現在はローフードマイスターとして活動中。