英会話の上達法 ~上級編~

2015/07/07

どうも、ホノルルにてフォーカス教育研究所という家庭塾を経営している、うがい・たかおです。今回は前回に引き続き、英会話の上達法~上級編~についてお話させていただきます。

 

人によって初級・中級・上級の区別が分かれるところではあると思いますが、ここでいう「上級者」とは、ほとんど不自由もなく日常英会話やビジネス英会話がこなせる人で、そこからさらにもう一歩ステップアップしたい!という方です。

 

 

幅広い基礎知識をつけて深みのある会話をする

中~上級者にまでなっているとお分かりになっていると思いますが、一般的にアメリカ人は「語ること」が大好きです。日常起こったことはもちろん、政治や経済の話、スポーツの話はかなりの頻度で、しかも非常にフランクにする人が多いです。それらのことについて相手の意見を求めて、その人の思考回路だったり人となりを理解するための重要なプロセスにもなっています。また、政治や文化的な背景に基づいたジョークは数多く存在します。

英会話の上達法

これらの会話に積極的に参加したり、自ら話題をふってみたり、また、深みのあるジョークを言ってみたい!と思ったことがある人は多いと思います。少なくとも、言われたジョークはキチンと理解したいと初級のころから痛感されてきたかと思います。

 

これらは、アメリカで育ってきていない移住者にとっては非常にハードルが高いです。ですが、決してできないことでもありませんし、弊社の講師を含め日本人で使いこなせている方を数多くお会いしたことがあります。

 

まず、根底となるのは、政治・経済・歴史・文化に関する知識です。ヨーロッパやアジアと違い、アメリカは歴史が非常に浅いです。そのため、歴史や現存している文化の起源について、一通り知識を得ることは、 きっと皆様が想像しているよりは簡単だと思います。2~3冊の関連書籍に目を通せば、一般常識程度の知識はつきます。

 

また、新聞(ネットニュース)で日々の出来事を追うことは重要です。ハワイにおいては全国ニュースとローカルニュースの両方を追っていくのが得策でしょう。ランチを食べながら、「そういえばこの間の事件どう思う?」といった意見交換はよく行われます。英会話のためだけでなく、社会人としても日々のニュースを知っていることが大切であるということはお分かりになると思います。

 

 

プレゼンテーションを見る

知識を得てもその知識を上手に伝えられなければ意味がありません。日本の現在の教育制度では、あまりプレゼンテーションをする機会が設けられておらず、アメリカ人と比べ、プレゼン下手である人が非常に多く見受けられます。

 

英語の語彙やイディオムの多さはこの場合あまり関係はありません。「どうしたら伝わりやすいのか」ということと、「難解な言葉を使うこと」は相反していると言っても過言ではないと思います。

 

まず、あまりプレゼンテーションをする機会がない人は、お手本を見てみましょう。手軽に良いプレゼンテーションが見られる良いサイトがTEDです。

近年日本でも取り上げられているのでご存知の方も多いと思いますが、世界の著名人がプレゼンテーションを公開しているサイトです。 自分の興味のある分野のものを見てみると良いと思います。例えばコンピュータ系に興味があれば、Bill Gates氏の動画がたくさん保存されています。

 

よく見ているといくつかのポイントがあることがわかると思います。私が考えるよいプレゼンテーションのコツは以下の通りです。

  • 本当に言いたいことは、簡単な言葉で短い文で強調して言う
  • 具体例を豊富に取り入れる
  • ゆっくりと丁寧に話す
  • uhm….., uh…, like…., you know…, so… などの意味のない場を繋げるだけの言葉は言わない
  • 言葉に強弱をつけ、強調したいところを明らかにする
  • ボディランゲージを豊富に。手振りだけでなく動き回る
  • アイコンタクトを頻繁に行う
  • 表情豊かに話す
  • 話している内容に自らが興味を持つ

ざっと箇条書きにするとこんな感じでしょうか。話の内容については2~3個ぐらいしかありません。実はプレゼンテーションというのは、内容そのもの以外の事柄が重大な役目を果たすのです。

 

人が話を聞いたときに受け取る情報というのは、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合となっていると言われています。これをメラビアンの法則といいます。「何を話すか」も大切ですが、それ以上に「どのように話すか」に着目してみて下さい。

 

 

プレゼンテーションをする機会を得る

プレゼンテーションは場数を踏むことが最も大切です。なかなか行う機会がない環境におられる方は、Toast mastersがお勧めです。プレゼンテーションの練習をするという会合で世界中に存在します。

 

Toastとは、日本でいう乾杯の音頭をとることです。パーティーで乾杯をする前に、担当の人は簡単なスピーチをします。その練習をしようといったコミュニティーなのですが、10分超の長いスピーチの練習やジョークを言う練習など幅広く行われています。全国大会まで開催されるほど大きなコミュニティーに成長しています。ハワイにも、ワイキキ・アラモナア・ユニバーシティ・ダウンタウン等数多くクラブがあります。 個々のクラブの特色は大きく変わるため、いくつかのクラブにまずは顔を出してみることをお勧めします。

 

個々にプレゼンテーションをしあって、内容よりも、プレゼンテーションの仕方について意見交換をします。何がどう良くて、どう改善したらより良いのか双方に言い合うことにより、飛躍的にプレゼンテーション能力は向上します。また、数多くのスピーチを聞く機会に恵まれるので、副産物として聞く力も向上させることができます。

 

プレゼンテーションというと、何か会社の企画部にでもいないとする機会がないと思われがちかもしれませんが、プレゼンテーションの基本は日常会話です。スピーチが上手になれば、より一歩発展的な会話ができるようになることは間違いないでしょう。

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執筆者

フォーカス教育研究所

鵜飼高生社長

ハワイ在住日本人のご家庭向けに現地校の補習から日米トップスクール受験対策までできる家庭塾(家庭塾=家庭教師x塾)を設立。フォーカス教育研究所(Focus Labo LLC)社長。小中学生の頃、3年間米国本土で滞在。帰国子女である経験を生かし、帰国子女ならではの苦労を理解し、生徒達の可能性を伸ばす。 学歴:中央大学杉並高等学校・明治大学理工学部卒・ハワイ大学マノア校で博士号(工学)取得