運動法ジュガのススメ

2020/12/09

体を治癒する運動法ジュガとは

 

当クリニックには、首や足腰の痛み、腰の痛みはもちろんのこと、頸椎の変形症によって手が痺れている方、不整脈、糖尿病、腎臓病などをはじめとする様々な慢性疾患で困っておられる方が多くいらっしゃいます。

 

そのような方々には当院で鍼治療や漢方を使う東洋医学の治療に加え、カッピングという吸い玉で吸引させて血流を整える方法や、患部に軽い圧を加えて血流を改善させて、硬直した部分を柔らかくさせる各種のセラピーを行います。全ての病気には自律神経や血液の循環や質が大いに関わっていますので、自然医学の体を元から改善させる治療法を使うと、あらゆる種類の内臓的な疾患でも改善して行きます。

 

しかし、体の治癒に大切なのは、治療に加えてご自宅でも骨格を正す運動を毎日行うことです。体の痛みや病気、老化もむしろ大きな原因の一つは体の「硬化」にあることから、体を解きほぐしておくことはとても大切です。ただ、こればかりは他人任せにできないのです。やはり一日に数分でも自分で運動して体を管理することが大切で、これをきちんと行う人と行わない人では、歴然の差が出てきます。

 

大切なことは悪い部分だけでなく、体の全く違う場所も正しく動かし伸ばさなければいけません。指先から足先まで全体を運動させることでのみ良い結果が出るのです。しかしどのような運動が良いのか分かりづらいと思いますので、毎日できる健康維持の体操として、ジュジュベクリニックにより開発された健康運動法「寿芽(ジュガ)」をご紹介いたします。

ジュガは、全身の筋肉と深層筋を鍛え、同時に筋膜および経絡とその関節を解放させて骨格を整えます。 この運動法は、当クリニックで治療を受けている患者さんに長年実践して頂いている身体を治す「型」です。

 

筋肉には主要な筋肉と、深層筋の二種類があり、筋力が発生する原理には、能動筋力、受動筋力、静止筋力からなる三つの筋力があります。従来の多くの運動法は、主要な筋肉の能動筋力を鍛えますが、ジュガは東洋思想と武術の原理で、筋肉と深層筋を鍛え、その能動筋力はもちろんのこと、受動筋力と静止筋力の三つの筋力も鍛えます。また同時にその静的な柔軟要素により筋膜およびその関節を左右均等に解放させ、経絡の流れも整えます。この一連の動きは、高い意識と正しい呼吸、そしてアーシング(大地への接地)を通して行われます。

 

ジュガを行うときは室内でも可能ですが、大地に裸足で接地することにより、体から静電気を放出し、地球の自由電子を供給するため、アーシングを行いながら行うことをお勧めしています。アーシングマットを使ってその上で行うか、公園などの野外で行うとさらに効果的です。

これから、皆様の体を自分の力で健康にさせるジュガ をご紹介していきますが、今日はまず手始めに、ジュガ の中で大切な基本になる“ジュガ の型”をご紹介いたします。

 

★寿芽の型 ジュガ ベーシックフォーム 

 

補強と解放部位:指先、手首、肘、腹筋、首、背中、肩、胸、背中、足底筋膜、横隔膜、肩甲骨、足首、ふくらはぎ、足の後ろ全体、もも(ハムストリングス)、アキレス腱、大臀筋、臀部、腰、足底、後頭骨から頸椎、胸椎、腰椎、仙骨まで全域の背骨:の筋肉と深層筋、筋膜、関節の可動域とその経絡

主な経絡:足の太陽膀胱経(膀胱系の経絡)、督脈(後正中線を流れる経絡)、任脈(前正中線を流れる経絡) 帯脈(腰回りを流れる経絡):においた氣の流れ改善と氣の補充

 

効果:指、手首、肘、首、肩、胸、背、腰、足首、ふくらはぎ、もも(ハムストリングス)、アキレス腱、臀部、かかと、足底、足底筋膜:の痛み。

後頭骨、頸椎、胸椎、腰椎、仙骨全域の背骨の配列、脊髄神経の圧迫解消による内臓全域(五臓六腑)の機能、心肺機能、バランス感覚、三半規管:の改善。

 

 

足を肩幅に開き、指、肘と膝を固めて腕と足が真っ直ぐになるようにし、息を吸い込みながら両腕が体の前を通過するように手を頭上まであげる。手を頭上まで上げた時は全ての背骨(脊柱)一つ一つが上に引き上げられて離れるイメージで体を上に伸ばすと同時に爪先立ちになる。体重は足の内側、親指と人差し指の方にかける。そして爪先立ちのまま背後にいる人に抱きつくようなイメージで腕をまっすぐ伸ばしたまま後ろに開き、胸、胸骨と肋骨を開く。息を吐きながら腕を下におろす。

背中を通過した腕が下に降りて来ると同時に足の裏全体を着地させる立ち方に戻る。そのまま、背中をまっすぐに保ちつつ前に体を折り、両手で地面あるいは足の甲、スネ、膝に触れる。呼吸をゆっくりしながら、この動作を30秒ほどかけて行い、3回繰り返す。

 

目標:背中が真っ直ぐの状態で腕を上に伸ばせるようになること。後ろで両手が触れられること。背中を真っ直ぐな状態で体を足に重ねられること。

注意点:指、肘と膝が曲がらないようにする。随時姿勢はまっすぐに保ち胸やお腹が前に出ないようにする。体を折ったとき背中を曲げないこと。体重は足の内側の前足部にかかるようにする。

 

今日はジュガ の中でも一番基本になる“ジュガ の型”をお伝えいたしましたが、これに続いて様々な型があります。

ジュガは、マノアにある当クリニック滞在施設で行われており、 体の柔軟性を維持することに加えて健康維持の効果があります。現在では、ヨガのインストラクターやスポーツインストラクター達を含む幅広い層にも広まって参りましたので、ぜひ皆様も生活に取り入れて自分の力で健康になって下さい。体の痛む部位は無理をせず、毎日暑いおしぼり当ても五分間行ってください。

 

ジュガ 公式ホームページ↓

https://jugah.org/

 

◎ジュガの取材に伺いました。↓

 

 

ドクター亀井の好評連載コラム一覧は>>>https://aloha.town.net/author/cimonekamei

 

病気や不調は現われた“症状”であり、病気の“本体”やその“原因”ではありません。自律神経のアンバランスや血液の質の低下がさまざまな病気の“本体”です。そして、その原因は、一.意識、二.呼吸、三.水、四.食、五.毒素、などの5つの根本原因という生活習慣の誤りです。ジュジュベ・クリニックでは、この5つの根本原因という病気の“本質”を改善することで、体質自体を改善する東洋医学を基本にしたホリスティックケアを行っています。

 

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執筆者

ジュジュベ クリニック 院長

亀井士門 医師

神奈川県で生まれハワイに移住。親が病気になり、従来の治療で改善が見られず、東洋医学で助けられたことがきっかけで東洋医学を志し、 Institute of Clinical Acupuncture and Oriental Medicine(ICAOM)に入学。 2000年にジュジュベクリニックを開設。東洋医学を基本におき、西洋医学、インド哲学のアーユルヴェーダ医学、頭蓋調整オステオパシー 医学を統合させたホリスティック東洋医学の全体論で人間を見るメソッドを開発。 ハワイ州からDAOM(東洋医学博士)を認定される。 現代医学だけでは治り難いと言われる病状の治療や、多くのプロスポーツ選手の治療のかたわら、 日本各地で根本を治すホリスティック医学の普及に勤める。 世界平和実現のためランドオブアロハ世界平和プロジェクトにも力を入れている。