日本からの渡航者は2/3に減少
2020/03/03
ハワイの最新情報
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アロハ!
編集長が「ハワイの今」をお届けいたします。
ホノルルフェスティバル財団は、3月3日の朝に第26回ホノルルフェスティバルのすべてのイベントをキャンセルすることを発表しました。
先日のプレスカンファレンスの突然の中止と長岡花火のキャンセルに続き、ついにすべてのイベントが中止となりました。
中止の理由は、ハワイでのコロナウイルスが蔓延する可能性を防ぐためとのことです。
財団は、ハワイ州の疾病管理予防センター(CDC)と日本政府が行ったコロナウイルスの拡散を防止するための予防措置を講じることである、人々が多く集まる大規模キャンペーンの中止(または延期を含む)勧告に応じて、人気フェスティバルをキャンセルする決定を下しました。
ホノルルフェスティバル財団の北川博之会長は、「今年のホノルルフェスティバルをキャンセルするという決定したことをこの文化的なパフォーマンスと芸術の年次祭典を楽しみにしていた方にお詫び申し上げます。現在、ハワイにはコロナウイルスの症例はありません。しかし、コロナウイルスの拡散を防ぐために政府の保健当局が行っている予防措置と推奨事項を考慮すると、今年のホノルルフェスティバルをキャンセルすることは、公共の安全を守るための責任ある行動です。」と述べています。
実際の所、このフェスティバルは日本からの参加者がメインとなって開催されているものなので、現在時点での渡航自粛の数を鑑みると、決行は厳しい状況にあったと思います。
同時に開催する予定だった『レインボー駅伝』も中止となっています。
参加予定の学校も団体も、渡航そのものを中止にしたところが多いのではないでしょうか。また、この中止の決定で今からの渡航を取りやめる方も大勢出てくることが予想されます。
では、渡航者がどれくらい減少しているのか、2月の動向を調べた結果がありますのでご覧ください。
観光地であるハワイの厳しい現実
ハワイでは州より毎日海外からの渡航者数の発表があります。
その中から2020年の日本発のフライトのみを抽出して渡航者の推移を調べてみました。
2月の最初の頃は、対岸の火事という認識で考えている人が多かったのですが、中旬ごろから旅行会社にはキャンセルの連絡が頻繁に入るようになったようです。
最終週から、減少が始まっています。
因みに本日3月3日は、渡航者数3033名。若干落ち込んでいる今年2月の平均渡航者数(4518名)の2/3にまで減少しています。
次の表は、2月の成田空港発のフライトの乗車数の推移です。
どのフライトも一様に最終週から減少しています。特に顕著なのが、全日空のジャンボ機の乗客数。540が定員なので、とても厳しい状況です。
一番少ない便で乗客60名というのがあります。人気のハワイ便では考えられない人数です。
先日、アメリカ政府は韓国とイタリアを渡航警戒レベル4とし渡航を制限し、14日以内にイランを訪れた外国人の入国を禁止する決定をしました。
現時点で、日本滞在者の渡航者の規制は行っていませんが、先ほどトランプ大統領が入国拒否の対象に日本も含めて拡大することを検討すると述べました。
日本が入国拒否になったら、ハワイの経済は間違いなく厳しい状況に陥るでしょう。
また、ハワイがどこまでコロナウィルスに対処できるのか、是非日本政府ではなく台湾を見習って早め早めの対応をしてもらいたいです。
いずれにしても早くワクチンが出来上がらないと、相当ヤバイ状況(ウイルスも怖いけど、暴徒化した人間も怖い)になりそうです。
今一番欲しいものは、マスク! 軽い咳が出てるのでつけたいのですが全く売ってません。