視力矯正CRTとはどんなものでしょうか?

2018/09/12

このコラムでは、アイケアーインターナショナルの眼科医 武田先生が、目や目の病気に関するギモンにお答えしていきます!今日の質問は…

 

子供がメガネをしなくてもいいという視力矯正、CRTのことを知りました。どんなものでしょうか、また効果はあるのでしょうか?

 

日本語ではオルソケラトロジーとかオサートと言われているのはアメリカで始まった Orthokeratology と呼ばれるものです。またはその特別なレンズのメーカーがCRT (Corneal Refractive Therapy)と呼んでいるものです。

 

簡単に言えば、寝ている間に特別なハードレンズを装着して角膜の形を変えて、日中はレンズがなくても見えるというものです。日本でも話題になり当院でもやっていましたが、一言で言って「あくまでもテンポラリー」ということです。TVや広告では良いことばかり聞きますが、多くの問題点があります。

 

1.臨床的にみるといいことよりも危険度が多い。LASIKではなくコンタクトレンズで角膜を押さえつけて形を変えるということですが、毎日のことですので角膜の健康には良いとは言えません。角膜の炎症(角膜炎)、結膜炎、角膜損傷の可能性もあります。特に子供の目には結構負担になります。

 

2.毎晩使い続けなければまた元に戻ります。ですから、角膜炎、結膜炎になれば、レンズは当分使用できません。そうなれば、角膜の形が元に戻ってしまいます。

 

3.永遠に使わないと効果がないわけですから、逆にいつかソフトコンタクトレンズやLASIKをしたくなったときにレンズを外して角膜を元の形に戻すことになります。

 

4.子供は大人の目になるまで、眼軸、つまり角膜から網膜の長さが変わります。角膜も少しづつ形を変えるわけですから、その度レンズを変えていくことになります。効果はあくまでもテンポラリーで、効果の割には時間がかかり高額かもしれません。

 

どちらにしてもコンタクトレンズができないときにはメガネが必要になってきますし、いつかはソフトコンタクトレンズにするか、21歳になればLASIKになります。LASIKも21歳になっても視力が変わり続ければ受けることができません。

 

子供の目は6歳になる前に一般眼科で検査して、その後も一年に一度検査されることが大事です。目が悪くなった時点で、メガネ、コンタクトレンズか角膜矯正などの適正を専門家と相談されることをお勧めします。

 

 

ドクター武田はハワイで開業して23年になります。これまで様々な目の疾患の治療にあたってきましたが、ハワイの眼科の中でも最も多くのコンタクトレンズを揃えています。一度はコンタクトレンズをあきらめた方、是非新しいチャレンジをして見てください。コンタクトお試しもできますので、お気軽にご相談ください。また一番大事な「1年に1度の目の検査」も今すぐご予約ください。

 

※お問合せ・ご来院の際は「アロハタウンネットを見た」と忘れずにお伝えください。

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執筆者

アイケアー インターナショナル

武田裕子 医師

カリフォルニア州立大学卒業。1994年PCO卒業後、ニューメキシコインディアン居住区で医師チームの一員として活躍。1998年アイケアーインターナショナル創立。ハワイで日本語で診察のできる眼科医として23年の実績を持つ。またハワイで数少ない、コンタクトレンズのスペシャリスト。