ソフトコンタクトレンズは目に良くないって本当?

2016/07/06

このコラムでは、アイケアーインターナショナルの眼科医 武田先生が、目や目の病気に関するギモンにお応えしていきます!今日の質問は…

 

ソフトコンタクトレンズは目によくないと聞きましたが本当ですか?

 

ソフトもハードも良い点と悪い点があります。大事なのは、コンタクトレンズの取り扱いです。

「ソフトレンズとハードレンズはどちらがいいか?」ですが、どちらにも良い点と悪い点があります。

 

夏休みになり、初めてコンタクトレンズにデビューする子供達が増えました。それだけでなく、最近は「老眼鏡なんかかけたくない!」という中高年の人達が、コンタクトレンズにデビューして、ハッピーな生活をされています。特にハワイでは、メガネをかけているとサングラスがかけられない、アウトドアーやウォータースポーツでメガネが煩わしい、という理由でコンタクトを使用する方が多くいらっしゃいます。また、中高年の方では、近くを見るとき老眼鏡をかけるのは煩わしいしカッコ悪い、という方も増えてます。

 

そういう訳で、年々コンタクトレンズ人口が増えると共に、角膜感染症、合併症が増えています。ここアメリカでは、初めてのコンタクトレンズはほとんどソフトレンズになります。コンタクトレンズの取り扱いにはくれぐれも気をつけてください。

 

コンタクトレンズの取り扱いの注意点

  1. コンタクトが合っているか、年に1度検査を

    コンタクトを着けると、裸眼のときよりも角膜に入ってくる酸素の量が減ります。ですから、長く装用しすぎると角膜が厚くなり、炎症が起きます。目は赤くならなくても、ひどい痛みを伴って視力が低下して見えなくなることもあります。最近は酸素の透過性が良いコンタクトレンズが増えていますので、自分が今使用しているコンタクトレンズがが酸素の透過性の良いものか、また、自分の目に合っているか、1年に1度ドクターにチェックアップしてもらうことが大事です。

  2. ケースを毎日洗う、洗浄液を変える

    ワンデー以外のコンタクトを使っている方に注意してほしいのは、細菌感染は、意外にもコンタクトレンズのケースから起こることが多いということです。ケースは使っている洗浄液が無くなったら捨てること!洗浄液を買うとケースがついてくるのはそのためです。毎日ケースを洗う、洗浄液を変える、洗面所を清潔にすることが大事です。

  3. ドライアイに注意

    コンピューターを長時間しているとドライアイになってきます。目が乾くと病原菌に感染しやすくなります。コンタクトレンズ用の目薬をさしてあげたり、コンタクトレンズの装用時間を減らすことが大事です。

  4. 海やプールではワンデーを使用

    アカントアメーバと呼ばれる微生物が原因で目の感染症が起こると、角膜が白くなり、酷い痛みが出て、失明する可能性もあります。アカントアメーバは海、池などの水周りにいます。アカントアメーバ角膜炎になる人のほとんどの人が、ソフトコンタクトレンズ装用者です。コンタクトを着けて泳ぐ場合は、目に水が入らないようにゴーグルをしたり、水から出たらすぐに捨てられるワンデーのコンタクトレンズを使用するのがお勧めです。

 

角膜を司る5番神経は、コンタクトを使用しているとだんだんと痛みに鈍感になってきます。コンタクトを初めてしたときはすごく痛いと思っても、角膜がだんだん慣れてきて、少しぐらい傷ができてもだんだん痛みを感じなくなってくるのです。痛みを感じたときにはかなり重症になっていケースが多い為、コンタクトレンズを使用する場合はきちんと医師から合ったレンズの処方を受けて、定期的に目の検査も受けることをおすすめします。

この記事に「いいね!」する 

Aloha townnetに「いいね!」する 

執筆者

アイケアー インターナショナル

武田裕子 医師

カリフォルニア州立大学卒業。1994年PCO卒業後、ニューメキシコインディアン居住区で医師チームの一員として活躍。1998年アイケアーインターナショナル創立。ハワイで日本語で診察のできる眼科医として23年の実績を持つ。またハワイで数少ない、コンタクトレンズのスペシャリスト。