血管の一番先にある大切な生理機能とは
2015/06/10
健康に重要な「血液」
私達の健康にとって重要なことは、質の良い血液が体の隅々まで流れていることです。つまり健康な血液細胞がさらさら流れて、体の全ての内臓組織から細胞奥深くに届いていることが大切なのです。血管の構造は、心臓から大静脈や大動脈になり、拡散して動脈や静脈さらに枝分かれして細くなり、末梢血管から細静脈や細動脈、毛細血管という目には見えないくらい細い顕微鏡でしか見えない血管になります。そしてからだの細胞すみずみまで広がって血液を循環させています。
体中に広がった血管の量は驚くほど膨大で、これらの血管をすべて集めて縦につなげると約10万キロメートル、つまり地球2周分もの長さになります。そしてその95パーセントが前述した細静脈や細動脈、毛細血管という目に見えないほど細い血管なのです。身体の血管のほとんどは細静脈、細動脈や毛細血管から成っており、これらの大部分は皮膚や手足の末梢にも集中しています。血管の一番先は、動脈から静脈へとループを描いてつながる閉鎖系とされていますが、先端はループ状ではなく、開放しており一つの広場のようになっているという理論があります。これが森下敬一博士の末梢血管空間理論です。
表皮付近から取った血と、体深部から取った血は、内容成分が異なる
末梢血管の先には動脈や静脈、リンパ管が交わる空間があり、その“広場”でさまざまな生命反応が行われています。肌表面の末梢空間では太陽光線の紫外線と脂肪酸を反応させてビタミンDを生成したり、運ばれてきた老廃物をリンパに振り分けたり、無数の生命維持現象が肌の中で常に起こっているのです。現代医学でもわかっていることは、肌の表皮からランセットで採取する血液と、体の奥深くから注射器で採取する血液では、血に含まれる内容成分が大きく異なります。これは身体の不思議の一つとされていますが、末梢血管空間理論では説明がつきます。表皮付近の血と体深部の血の質が違うのは、皮膚周辺の末梢血管の空間内の血液には体奥深くの血液には見られない様々な老廃物や、血糖がたくさん含まれており、さまざまな生理現象が行われていることの現われです。
お肌は、大切な機能を持つ臓器
この末梢血管空間理論を理解すると、肌は大切な機能を持つ、からだの中で一番おおきな臓器(肝臓の三倍)であることが分かります。病気や体に不調がある人は、この末梢血管空間の血液状態が阻害されています。伝統自然医学や東洋医学で行うかんぷ摩擦や、クレオパトララップ等の肌の表皮に対して行う治療で、血行を良くして体質改善をしてください。そして、合成界面活性剤は、末梢血管空間から進入するので、経皮毒の問題も考慮して化学薬品を含む製品を肌に使うことを避ける生活を始めることも大切です。





