料理とは味の記憶

2015/09/23

皆さん、こんにちわ!今回は、僕がいつも料理について考える時に浮かんでくる言葉について書いてみます。それは、「料理とは味の記憶」という言葉。それは確か、フレンチの有名シェフの言葉だったと思います。初めて聞いたときに「あっ」っとひざを叩いて納得したものです。

 

料理教室での出来事

何年か前まで、月に一回、お店の定休日に料理教室をしていました。僕はレシピ作りが専門じゃないので、教え方がどうしても抽象的というか、イメージ的になってしまうようで、「その時の砂糖の量はどれ位ですか?」というような質問に「丁度いいくらい。」「美味しいと思うくらい。」という風に答えてしまいます。

その時の生徒さんから、「その丁度が分からないから習いに来ているんです。」と……なるほど、ご最もです。

 

食材の状態によって味付け量は変わる

反省しました。ただ、僕の考えとしましては、「その時々で味付けの調味料の量は変わる」です。例えば素材の食材が若くまだ青いカボチャと熟した見るからに甘そうなカボチャ。同じ味付けでは、同じ味にはなりません。調味料の製造会社が変われば同じ塩、醤油、みりんも味は違います。そこで、「味の記憶」の登場です。

 

細かいレシピより「味の記憶」

子供のころ毎日食べたお母さんの味。最近食べたあのレストランの味。などなど…料理をするときの味付けのベースは、実は細かい調味料のレシピではなく、味の記憶なんです。

料理とは味の記憶

そして「アレとアレの組み合わせで美味しかったんだから、きっとコレとコレも相性がいいはず」という風に、個性が発展していくように思います。料理は苦手、という方も、一度ご自身の美味しかった味の記憶を辿ってみてください。イメージが湧けば、料理がやりやすく、楽しくなりますよ。

 

 

では、また!Mahalo!

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執筆者

八景料理長

久和 紘士さん

1978年生まれ。 神戸で幾つかの飲食店を経験後、岡山湯原温泉 八景で本格的に日本食を学ぶ。 地産地消、薫り高い出汁のとり方、煮物、会席など日本の心の料理を学び、ハワイに。 2006年「Japanese restaurant Hakkei 」の料理長に。現在に至る。