私達を生かす生氣とは
2015/09/01
食べ物は、単なる栄養素やカロリー源ではない
現代医学や栄養学の生命や食への考えは、身体は遺伝子から出来ている細胞の集まりであり、食べ物はその細胞への栄養源とカロリー源であるという風に説いています。生命は遺伝子という分子パーツからの指令によって出来た細胞で構成された精密機械であり、それに対して食べ物というガソリンを給油するというような観念です。このような形而下のみを見る考え方を機械論といいます。
しかし、生命について考えるとき、東洋医学やその他伝統医学の基本である形而上的な領域を含む生気論の理解が大切です。私たちの身体は地球の生命を食べることで出来ています。筋肉、内臓、脳や目に至るまで全ての器官の細胞を構成する大部分は水やたんぱく質です。そのたんぱく質を作るのは、アミノ酸で元は水素や酸素、窒素や炭素という元素が結合したものです。そしてカルシウムやカリウムなどをはじめとする多数のミネラルがさらに結合して身体ができているのです。すべての元になるアミノ酸を作る分子も遺伝子を構成するすべての元素も元は農作物や動物など私たちの食べ物自体を作る分子です。これらの分子の元素も元は地球から吸い上げた元素なので、その元素を食べて出来た私達は地球の一部です。食べ物は単なる栄養素やカロリー源だけでは決してありません。
生命の本質はDNAをも機能させている“生氣”
そして、物質は常に崩壊に向かうというエントロピーの法則は、地球中のすべてのもの、もちろん私たちの身体にも作用しています。そこで身体は崩壊する前に先回りして、分子を分解させて消します。そしてまた同じ場所に同じものをすばやく合成してしまうシステムがホメオスタシスという代謝機能の一つです。分解させるカタボリック(異化作用)と合成させるアナボリック(同化作用)が交互に働き生命現象は維持されています。このように、生命は元素から出来た分子の分解再生を繰り返しているろうそくの火のようなものです。
この情報や原動力になる生命の本質はDNAをも機能させている宇宙の生氣です。DNAを構成している元素を作る量子を存在させているものこそが生氣だからです。私達を生かす宇宙の生氣は、物質の量子の狭間から来る情報磁波であることが量子力学などの最先端科学でわかってきていることから、現代は生気論的な生命科学の時代の幕開けといえます。





