コンタクトの使用期限を守らず使い続けたらどうなる?

2016/03/11

このコラムでは、アイケアーインターナショナルの眼科医 武田先生が、目や目の病気に関するギモンにお応えしていきます!今日の質問は…

 

2週間用のコンタクトを使用しています。2週間以上同じ物をつけていたらどうなりますか?また、2週間用のレンズは必ず2週間装用しなければいけませんか?

 

メーカーが定めた期間は守りましょう。ただし人によっては定められた期間より短くするほうが良い場合もあります。

コンタクトレンズ業界では、5年前、10年前に比べてどんどんいいクォリティーのレンズがでています。より酸素の透過率が高く、乾きが少なく、装用感がよい、というものです。しかしどんなに高品質でも、コンタクトレンズは目にとっては異物です。

 

メーカーが定めた通り、1dayは一日しか持つように作っていませんし、2週間用が問題なく装用できるのは2週間、というように製造されています。 メーカーが定めた2週間というのは目安ですが、2週間もたたないうちにレンズが破れてしまう、曇ってしまう、ということはあります。「酸素の透過率がよい」という裏には、「汚れやすい」という弱点があるからです。人の目は体と同じように個人差があります。 2週間前に汚れてしまう人は眼科医師に相談して、2週間のでも1週間にする、もしくはワンデーに変える等が解決法になります。

 

ただ、調子がいいからといって、メーカーが設定した期日以上に装用すれば、目にアレルギー症状が出てきます。最初のうちは自分でも自覚症状がありませんが、だんだん涙液の質が悪くなり、瞼の内側にアレルギーがでて、結膜炎や角膜炎になり、最終的にコンタクトレンズが装着できなくなります。

 

コンタクトレンズを指示通り使用しなかったせいで角膜に二度と治らない傷ができたり、失明に至ってしまった人達も少なくありません。体と同じように、目の質も変化しますので、いつまででも同じコンタクトレンズというのは不可能です。そのために一年に一度のフィッテイング検査が必要になってきます。

 

眼科医で目の検査と、コンタクトレンズの調子を検査した上で、必要に応じてレンズの度数やタイプをより良いものに、その人にあった物へと変えていきます。 同時に一年に一度の検査もしますので、緑内障などの眼の病気も早期発見できるということです。

 

また日本に比べてアメリカのほうがコンタクトの種類も豊富です。他のクリニックでは「ハードしかダメ」とか「コンタクトは無理」と言われた方も、もう一度再挑戦されてみてはいかがでしょうか?遠近両用も新しいものが出てきています。

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執筆者

アイケアー インターナショナル

武田裕子 医師

カリフォルニア州立大学卒業。1994年PCO卒業後、ニューメキシコインディアン居住区で医師チームの一員として活躍。1998年アイケアーインターナショナル創立。ハワイで日本語で診察のできる眼科医として23年の実績を持つ。またハワイで数少ない、コンタクトレンズのスペシャリスト。