レーシック手術後でも、視力は変わってくるのですか?
2016/11/21
このコラムでは、アイケアーインターナショナルの眼科医 武田先生が、目や目の病気に関するギモンにお応えしていきます!今日の質問は…
10年前にレーザー手術を受けたのですが、最近また目がよく見えなくなっています。どうすればいいか教えて下さい!
レーシック手術を受けられた方は、必ず年一度の緑内障の検査をすることが大事です。
アメリカのFDAでレーシックが認められて20年近くになります。20年程前に比べてレーシックの値段が安くなり、沢山の人がレーシック手術を受けるようになりました。しかし、2009年に日本でも、あるレーザーセンターで70人にも及ぶ患者がレーシック手術後、細菌性角膜炎を発症し、失明や角膜疾患が起こり、レーシック手術は100%安全ではないという事を物語りました。
また、ハワイのあるレーザーセンターでも様々な問題が起こり、何年か前から閉鎖されている所があります。センターではレーザー手術後に目が悪くなったら「ライフタイム無料のやり直し」を唱っていたのにも関わらず、センターが閉鎖された後、手術を受けた患者さんが宙ぶらりんの状態になっています。
レーシック手術とは、角膜を削ることによって角膜の形を変え、屈折異常を矯正する、ということです。 体の全ての細胞は、「元に戻る」力があり、レーシック手術後、角膜の形もまた少しずつ戻って、近視や乱視が戻ってきたり、白内障などで水晶体が濁るため再び屈折異常が変わってくるということです。つまり、人間の近視、乱視、遠視、老眼などの屈折異常は30歳ぐらいで安定すると思われがちですが、実際どの年齢になっても変わってくる、ということです。
レーシック手術の効果は永遠ではありません。その後目が悪くなったら、またメガネ、コンタクトレンズを使用するということになります。 レーシックのやり直しも出来ない事はありませんが、レーシックで角膜を削った後、規定以上に角膜が薄くなってしまっていると、やり直しは出来ません。 レーシックをやっても老眼にはなりますので、遠近両用のコンタクトレンズも可能です。
過去にレーシック手術を受けられた方は、必ず年一度の緑内障の検査をすることが大事です。一般的に、レーシックをやられた方は緑内障になられる方が多いです。 その理由は、多くは近視の大きい人がレーシック手術を受けるので元々リスクが高いのです。 またレーシックをやると、角膜が薄くなるため眼圧が低く出るため緑内障検査で異常があってもパスしてしまう可能性があります。
レーシックをやってもやらなくても、人の視力はいつでも変わってきます。1年に1度、目の検査をすることをお勧めします。





