血液は腸でも生成される!

2018/12/31

 

遂に科学で立証された血液は主に腸内にて作られている説

血液が腸でも造られていることが、科学的に立証されたことがニュースとなりました。今年の暮れに世界中で報道されたこのニュースは人々の健康と医学の進歩にとってとても大きな前進です。

 

私たちの血液が体の中で造られることを造血(ぞうけつ)と言い、今まで医学の常識では血液は骨の髄(ずい)で造られているとされていました。ですから骨髄造血(こつずいぞうけつ)が今まで医学の常識で、血液はもっぱら骨髄の中だけでしか造られないとする頑固なものでした。

 

しかし、東洋医学やアーユルベーダー医学、ユナニ医学などの三大医学、また、ハワイのラアウ・ラパアウなどを含む世界中の歴史を持つ伝統医学では、血液は腸で造られるとする腸内造血(ちょうないぞうけつ)を基本とします。これらの食べ物と体を一元と見る生気論医学は、食べ物は腸で血になることから食による治療を重視します。現代医学の父ヒポクラテスも、「食べ物で治せない病は医者でも治せない」や「汝は食事を薬とし汝の薬は食事とせよ」などの格言を残していることから、この立場であることが伺えます。

 

 

この理論は日本の学者が60年前にすでに発表していた!

腸内造血は古くから千島・森下学説が知られていて、血液は「腸でも」造られるとする理論です。絶食や放射線照射など実験的な外的刺激がない通常の状態では、血液は骨髄よりも腸で主に作られるとしています。私がお世話になっている血液学者で医師の森下自然医学の森下敬一博士は、60年も前から腸内造血を立証して発表していました。このことから当クリニックでも血液が腸で造られることをパシフィックプレス新聞の連載やラジオ番組、インターネットのコラムで何年にも渡り発信してきました。

 

私の経験の中でも、血が腸で作られる話をするといつも驚かれる内容だったので、何十年も前から腸内造血を提唱して来た森下先生に対する当時の医学界の反応がどうであったかは容易に想像できます。

事実、森下先生は1960年代に腸内造血を国会で証言したところ、周りの研究者たちから批判を受けた様です。この政治的な匂いは、まるで地球が宇宙の中心とした天動説が信じられている時代に太陽を中心とした地動説を証言したコペルニクスを彷彿とさせます。

 

それから60年近く経つ2017年には、科学誌「Nature」で血液成分の一つである血小板が肺の中でも生成されている事が突き止められました。この時点で、だんだん骨髄以外で血が造られている事実が表面化してきました。

そして2018年現在、やっと科学は腸内で血液が造られている事実にたどり着いたのです。

 

腸内で造血されるという事実は食べ物が腸で血になるという事

腸で血が造られることが科学的に分かったことは、全ての医療従事者はもちろんのこと一般市民にとって大切なことです。

 

血液は腸の中で作られるという基本の上で成り立つ東洋医学やその他の伝統的自然医学の従事者の中にまで、西洋医学の骨髄造血を信じて治療に当たっている先生達もいるような始末でしたので、これで各自然医学の基本を取り戻すことになります。

一方、西洋医学や現代栄養学の分野では、根本的に間違った骨髄造血のみの土台で作り上げていた医学的理念を見直し改正していくことにつながります。

 

また、一般の人にとっては、食べ物が腸で血液に変わるという当たり前の現象に意識が行く様になります。今までのように骨髄の中だけで血が造られているということが常識だと、食べ物と血液の関連性がイメージできにくくなり、栄養さえあれば何を食べても良いという考えになりやすいのです。

 

医学的には、血液は腸から遠く離れた骨髄で作られるので、食べ物とは結び付きませんでした。たんぱく質の塊である体を造る為には、たんぱく質を多く摂るべしとする機械論的な現代栄養学の理論でしたが、腸で血は作られるとなるとここで初めて食べ物と血液が直結する意識になります。

 

森下先生は、食べ物が腸の中で染み込んで体内に抜けた時に血球母細胞という細胞に分化してそこから血液が生み出される様子を観察してきましたが、医学がこれを更に研究することにも近づくのです。

 

 

例えば 、葉緑素の化学構造の中心にある元素はマグネシウムで、血液のヘモグロビンの化学構造の中心にある元素は鉄であるという点を考えてみると、草しか食べない草食動物の体内で血液ができる腸内の原理を垣間見ることができます。

 

本場スイスのスイスチーズは春から秋の牧草飼育牛の生牛乳しか使いません。なぜなら寒い季節の牛は、小屋で穀物やその他の餌を食べますが、春から秋に外でみずみずしい青い草を食べた牛の牛乳は味も栄養価も優れるからです。餌によって牛乳の味がここまで変化する理由は、牛乳は血液でできているからです。青い草は腸内で最良の血液になり、その血液は最高の牛乳になります。

 

血液も生きている、最後はどこへ

血球が造血された後どこに行き、最後はどうなるのかについて現代の科学では、血球は120日前後の寿命を全うして最後は消失してしまうということになっています。この血液の寿命は、例えばウミガメやクジラに探知機をつけて海にもどしてどこへ行くかを追跡すると同じ様に、アイソトープというラベルを血球細胞に貼って生体内で血球が消失するまでの日数を調べたものです。最後は、寿命が来てマクロファージによって破壊されて消失するということになっていますが、全ての血球が何処に消えていくかは解っていないのです。森下敬一先生は、破壊しない血球は、他の細胞に分化発展して行くとしています。

 

従来の科学ではなぜ牛が草だけを食べて筋肉質になるのか説明がつきませんが、血液が分化して体細胞に変わるとすれば、たんぱく質をとらない草食動物の牛が、青い草を食べて筋肉質になることも説明がつきます。

 

 

体の細胞は分化発展したり可逆的に逆分化したりと、本来生命は変わりゆく生気論の世界です。 肺の造血前駆細胞に加え、腸内の造血幹細胞発見に見られるように身体中の何処で造血していても不思議はないとするのが生気論の医学の考え方です。 宇宙は我々の銀河系よりさらに広いことから、実は天動説も地動説も有る様で無いのと同じです。

 

森下先生は今まで80冊以上の本を出版していますが、腸内造血については、「血球の起源」や「自然医学の基礎」という学術本を出版しています。「自然医学の基礎」の表紙は、食べ物が腸内で血液に変わる腸内造血の様子の写真です。

 

 

森下博士の研究では、静脈や動脈の先は開放系である末梢血管空間論や、さらに血球から体細胞への分化発展つまり食べ物が腸で血になり、体になるという検証も行われています。

 

おかげさまで、ランドオブアロハ世界平和プロジェクトがMIT(マサチューセッツ工科大学)などの大手機関と進んでおり、森下自然医学を根底に置いて医学が和合した「アロハ医学」の立ち上げも進んでいます。世界中の医学が利権を問わずに本当の意味で技術を共有できることを目標としています。

 

Yahooニュース(日本語)

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181205-00010010-newsweek-int

 

森下博士の腸内造血国会証言

http://morishita-med.jp/index.php?国会証言

 

森下博士の腸内造血について

http://morishita-med.jp/index.php?森下自然医学とは

 

 

 

ドクター亀井の好評連載コラム一覧は>>>https://aloha.town.net/author/cimonekamei

 

 

病気や不調は現われた“症状”であり、病気の“本体”やその“原因”ではありません。自律神経のアンバランスや血液の質の低下がさまざまな病気の“本体”です。そして、その原因は、一.意識、二.呼吸、三.水、四.食、五.毒素、などの5つの根本原因という生活習慣の誤りです。ジュジュベ・クリニックでは、この5つの根本原因という病気の“本質”を改善することで、体質自体を改善する東洋医学を基本にしたホリスティックケアを行っています。

 

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執筆者

ジュジュベ クリニック 院長

亀井士門 医師

神奈川県で生まれハワイに移住。親が病気になり、従来の治療で改善が見られず、東洋医学で助けられたことがきっかけで東洋医学を志し、 Institute of Clinical Acupuncture and Oriental Medicine(ICAOM)に入学。 2000年にジュジュベクリニックを開設。東洋医学を基本におき、西洋医学、インド哲学のアーユルヴェーダ医学、頭蓋調整オステオパシー 医学を統合させたホリスティック東洋医学の全体論で人間を見るメソッドを開発。 ハワイ州からDAOM(東洋医学博士)を認定される。 現代医学だけでは治り難いと言われる病状の治療や、多くのプロスポーツ選手の治療のかたわら、 日本各地で根本を治すホリスティック医学の普及に勤める。 世界平和実現のためランドオブアロハ世界平和プロジェクトにも力を入れている。