コアロハ・ウクレレ工房見学 前編:ウクレレができるまで
2016/05/20
みなさん、Aloha!アロハタウンネット 制作担当のAsamiです。
ハワイでウクレレを買いたい!
私はハワイに来る前から、ハワイに来たら絶対に買う」と決めていたものが1つだけあります。それは…「ウクレレ」!しかし、ハワイに来て1年経ったのに、なんだかんだで買えていませんでした。
そんなとき、昨年20周年を迎えたウクレレメーカーの「コアロハ」さんの工房を見学できて、気に入ったらその場でウクレレが買えるよ、との情報が。誕生日直前だったこともあり「記念すべき30回目の誕生日に、ウクレレを買うぞー!」と意気込んで、コアロハの工房があるカリヒへ向かいました。

ウクレレブランド「コアロハ」
ハワイでも人気の高いメーカーである「コアロハ」。しかし工房はワイキキから少し離れたカリヒというエリアにひっそりと佇んでいます。こちらがコハロハさんの工房。おじゃましまーす!

アロハ~!と登場したのが、こちらのブライアンさん。

コアロハ・ウクレレの副社長です。「こんにちは、アサミさん。さっそく工房の中を案内するよ。」
なんとも流暢な日本語!おかげでしっかり説明を聞くことができそうです♪ではさっそく工房の中に潜入~!

中に入ってみると…木のいい香り~~!!どこを見渡しても、木、木、木。まさに期待通り!な光景です。

パーツごとに木材をカット
1階の一番奥にあるこの場所から、ウクレレ作りはスタートします。

「ウクレレ作りで一番大切なパートがここだよ!」と、ブライアンさん。生の木をパーツごとに切り分けるセクションです。
ここハワイの工房で作られるウクレレは全て「ハワイアンコア」が使用されます。「コア」はアカシア属の木ですが、コアと呼べるのはハワイに生息するものだけに限られます。他の国で採れたアカシアは「コア」ではありません。コアロハで使用するコアの木はハワイ島原産のもの。山の高いところに大きく育つコアの木は固く、響きが良いため、ウクレレのような小さな楽器に向いているそうです。
そんなコアの木を乾燥室で4か月間乾かしてから、パーツごとに切り分けていきます。

この木を見てください。表面が波打っているように見えませんか?

実際にデコボコしているわけではなく、まるで貝殻の内側のように、波のような模様が木目に出ているんです。木材なのに、きらきらしている…私はこんな木を見たことがありませんでした。
コアの木をパーツごとに切る際には、もちろんむやみに切っているわけではありません。先ほどのような美しい木目の部分はウクレレの「顔」や「背中」に使われます。
こちらはウクレレの顔(正面部分)用にカットされた木材です。一つの木を薄く切り分けるので、同じ木目の板が複数枚できあがります。

これをどんな風に組み立てるかというと…

同じ柄のものを左右対称に合わせることで、このような美しい模様になります。そしてこれがウクレレの顔(正面)や背中(背面)になります。楽器は音や強度などの品質も大事ですが、見た目の美しさもとっても大事。
そして側面はこのように。

この木の「マッチング(合わせ)」の作業は熟練したスキルが必要なとても大切な部分だそうです。
次のセクションはブリッジの製作です。こちらでお仕事をされていたのは、マスタールシアーのポールさん。コアロハ創業者の次男であるポールさんは、この工房にいる職人さんたちにウクレレ作り全て教えたそうです。

笑顔が素敵で超やさしそうなポールさん…ブライアンさんから「ポーちゃん!」っ呼ばれてました(笑)職人さんはみんな、めちゃくちゃ真剣な表情で作業に没頭されていますが、アットホームで仲良さげ。工房内は「オハナ(家族)」の和やかな雰囲気が漂っています。
各パーツを組み立て
そして次は、ウクレレのボディを作る工程です。ここの担当者はジェイシーさん。

各パーツを貼り合わせていく、とっても重要なパートです。慎重に、慎重に…

貼り合わせたあとは、特殊な器具で固定し定着させます。

側面の木材は一度「茹でる」そうです。それを熱く熱された鉄製のパイプに巻き付け、きれいな曲線に仕上げます。楽器の内部は空洞でなければなりませんが、内部にはこのように柱になるパーツが隠れています。

これによって、薄い木の板を組み立てて作られたものでも強度が保たれるのです。ほら、ジェシーさん1人乗っても、だいじょ~~ぶ(笑)!

パパコアロハさん、発見!
次のセクションへの移動中…あ!コアロハ創業者の、パパコアロハさんを発見!アロハ~!!

なんて優しそうな笑顔!この方が21年前にコアロハを作った方です。でもどこかで会ったことがあるような…
あああーーー!!息子のポールさんだ!優しい笑顔がそっくり(笑)!!

仕上げ作業のあと…ついに、完成!
次はニスを塗る作業なのですが、その前にチェックの工程。少しでも傷があると、ニスを塗った際にとても目立ってしまうので、ニスを塗る前に品質の最終チェックしなければなりません。ここを担当するのはダスティンさん。

ダスティンさんが今たまたまチェックしていたのは、コアロハのシグネチャーでもある「パイナップル・サンデー」でした。

そしてニスを塗る工程は、薬品を使うため、マスクをつけないで作業部屋の中に入るのはちょっと危険…ということで、見学はスキップ。
ニスを塗り終えたものは次の工程で綺麗に磨き上げられます。「バッフィング」を担当しているのはアルバートさん。

もうすでにウクレレは輝いていて、十分磨かれているように見えますが、これはまだまだだそうで…「ガラスのようになるまで磨く」んだそうです。

最後の最後は弦を貼る作業。この部屋の主はカニエラさんです。

弦を張り終えて、ようやくウクレレの完成です。

Koaloha Ukulele / コアロハ・ウクレレ
住所
744 Kohou St # K, Honolulu, HI 96817 地図を見る
電話番号
営業時間
月~金曜 8:00-17:00
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