アーシングの重要性、その研究証拠と臨床結果
2022/07/20
統合医療と生活習慣病への方略には、アーシング(接地)を含めるべきである:研究証拠と臨床観察のレビュー
Integrative and lifestyle medicine strategies should include Earthing (grounding): Review of research evidence and clinical observations
出版元:EXPLORE ELSEVIER(エルゼビア)2019年
ハイライト(要点):
・アーシング(接地)は、人々を地球の自然な癒しのエネルギーにつなぐ。
・炎症、痛み、ストレスを軽減し、血流、睡眠、体の活力を向上させる。
・アーシングは、努力やダイエットを必要としない、シンプルで奥深いライフスタイルへの追加である。
・アーシングは、健康や癒しにおいて、非常に見過ごされている要素である。
・アーシングは、医療専門家が患者に勧めるべきものである。
●要旨
アーシング(グラウンディングとも呼ばれる)とは、地球の自然電荷との身体的接触が、最も深いレベルで生理機能を安定させ、炎症、痛み、ストレスを軽減し、血流、エネルギー、睡眠を向上させ、より大きな健康と幸福を生み出すという発見のことである。このような効果は、深遠で体系的、かつ基礎的なものであり、多くの場合、急速に発展する。アーシングは、屋外で日常的に裸足で歩いたり、屋内で寝たり座ったりする際に安価なアースシステムを使用したりするだけで、失われた地球との電気的なつながりを回復させることができる。現在までに行われた約20の研究により、体が接地された場合とされていない場合では、生理学的な改善が広く顕著に見られるという興味深い証拠が報告されている。この研究結果は、数多くの逸話的な報告とともに、アーシングが予防医学、代替医療、ライフスタイル医学の臨床実践に含まれるに値すること、そしてこれらのアプローチをより効果的なものにする大きな可能性を持っていることを実証している。
キーワード:アーシング・接地・電子不足
●序論
代替医療、生活習慣医学(ライフスタイル医学)、予防医療の核心的な要素には、栄養、運動、ストレス管理、人間関係などが含まれている。その中で、アーシングの実践に関する事柄が欠けている(アーシングは、一般にグラウンディングと呼ばれることもあるが、本稿ではアーシングという用語を使用する)。
アーシングとは、導電性である人体を地球の自然で微細な表面電荷に再び接続することであり、体の基本的な生体電気機能に体系的に影響を与える無理のないライフスタイルの活動である。そうすることで、体は驚くほど生理的に安定し、炎症、痛み、ストレスが軽減され、睡眠、血流、心臓へのリンパ液や静脈の還流が改善されることでより健康と幸福感を得る事ができる。
これらは、全身的で深い効果である。よく人々が報告するのはアーシングを始めると、健康になり若々しく見えることだ。痛みが軽減し〔1〕、心身的な気分まで改善するという報告がある〔2〕。アーシングは簡単にでき、特に慢性的な健康障害を持つ人々にとって、短期間で効果が得られることがよくある。
アーシングには、2つの基本的な方法がある:1)室内で、座ったり、または寝た状態で、安価なアーシング・システム(導電性のマット、パッド、ボディバンド、パッチ)を使用する方法と、2)最も自然で価格がかからない方法として屋外で裸足になって、草、土、砂利、石、砂などの自然な導電生の表面に触れて時間を過ごす方法だ。
私たちの体内のビタミンDが、9,300万マイル離れた太陽から発生するエネルギーと周波数によって作られるように、私たちの足元にある地球からも、私たちの体に直接影響を与えるユニークなエネルギーと周波数が提供されている。
アーシングは、生活習慣によって失われた人間と地球との原初的な電気的つながりを回復させるものである。アーシングは、私たちが「電子欠乏症候群」と呼ぶ複数の健康障害の重大な原因である可能性がありながらも見過ごされている状態を改善すると思われる〔3〕。
私たちは、予防とライフスタイルの戦略としてのアーシングが、世界の発展の大きな課題であり障害となっている、世界中で急増する非伝染性疾患を中和できると考えている。このような疾患には、心臓血管、呼吸器、神経変性、自己免疫疾患、2型糖尿病、がんなどが含まれる。これらの疾患は、年間4,000万人以上の死亡の原因となっており、あらゆる国籍や社会経済階級に影響を及ぼしている〔4〕〔5〕。
よく知られているように、世界的な病気の増加は、おそらく成人の20%もの人を巻き込む慢性痛の流行をもたらし〔6〕、さらに副産物として、鎮痛剤の使用による副作用と依存症が驚くほど急増している。この発展により、米国政府は2017年に健康上の緊急事態を宣言している〔7〕。この問題は、世界的にも拡大している〔8〕。
これらは、いずれも私たちが臨床の現場で遭遇する症状や問題である。アーシングは、予防や治療のための強力な健康・癒しのツールであり、症状だけでなく、生理学的に深い生体電気レベルから始まる症状や機能不全の根本原因を正すために、単独または臨床治療と組み合わせて使用することができるツールなのだ。
●失われた地球とのつながり
アース(接地)は、安定と安全のために不可欠な存在として、電気産業界では古くから認識され、活用されてきた。「アーシング」や「アース」という同義語はそこから生まれた。大規模な送電網や発電所、家庭、ビル、工場はもちろんの事、電気を動力源とする機械や器具など、現代のすべての電気システムは、安定と安全のためにアースとつながっている。電気設備は、地球とつながっているからこそ「健康的」であると言えるのかもしれない。
同じように、今こそ医学界は、大地とつながった身体、つまり接地(アーシング)した身体はより安定し、より健康的になることを認識し始めるべき時である。アーシングすることで体がより自然に機能することは、つまり、人間が地球から切り離されたために失われた事柄である。私たちは、もはや土の上で眠ることはなく、屋外で裸足で歩くこともほとんどない。半世紀以上にわたって、伝統的で導電性のある革靴の代わりに、ほとんどの人が絶縁性の合成底の靴を履いている。私たちは生活し、仕事をし、そして多くの時間を地球から切り離されて過ごしている。それも多くの場合、地上から遠く離れた高層ビルの中でだ。
地球との接触が失われることで、電気的なバランスが崩れ、破壊的な静電気(プラス電荷)が蓄積され、体内の電子不足が認識されない可能性があり、それと共に機能不全、障害、病気に対する脆弱性が生じる。どうしてそうなるのかと、疑問に思われるかもしれない。
よく知られているように、地球の表面は、無数の落雷、太陽放射、その他の大気力学によって電気的な影響を受けている。しかし、これらの現象は、地表や水域に自由電子と呼ばれる素粒子を絶えず供給し、地球に負の電荷を与えていることはあまり知られていない〔9〕〔10〕。生物学的なアーシングの研究によると、この電荷と、無限に供給される電子とその日周リズムが、動物界と植物界を支配し、育成する役割を担っていることが示唆されている。
数々の研究結果の発表が、アーシングは、自由電子の体内移動を促進し、その結果、生理学的な変化を迅速に、時には瞬時にもたらすという仮説を裏付けている。アーシングは自然な体内電気環境を回復させ、それを維持する。
ポーランドの医師で研究者の二人、ソカルとソカルは数年前に一連の実験を行い、アーシングは生体電気、生体エネルギー、生化学的プロセスに強く影響する「自然界の普遍的調整因子」であり、慢性疾患や機能不全に大きな調整効果を与えるようだと結論づけた。〔11〕。この効果については、以下で詳しく説明する。
●消炎剤の元祖 〜アース鎮痛剤〜
アーシングの最も強力な効果の1つは、20年近くにわたる研究と、世界中の何千人もの人々からのフィードバックによって証明された慢性炎症つまり慢性疾患や老化関連疾患からくる痛みの共通の悪化要因の軽減または除去である。
この発見は、私たちが住む地球そのものが鎮痛剤と抗炎症剤の元祖であり、自然界の炎症を打ち消す方法であることを示唆している。
この効果の仮説は簡潔的に次のようなものである:
フリーラジカル(活性酸素、ROSとも呼ばれる)は、健康な組織から電子を奪い、結果として損傷を与える正電荷の分子である。フリーラジカルは、身体のエネルギー分子であるアデノシン三リン酸(ATP)の生成など、通常の生化学の過程で生成される。
すべての細胞は、毎日何十億ものフリーラジカルを作り出す。アーシングは、膨大な数の自由電子を体内に取り込み、自由電子がフリーラジカルを中和すると考えられている。
炎症部位への電子輸送のメカニズムには、神経系、経絡系、循環器系が関与していると思われる。体内に吸収された自由電子の流入は、免疫系の強力な抗炎症強化剤として機能すると考えられている。アーシングは、急性および慢性の炎症を逆転させ、しかも急速に回復させる。これらの力学の詳細については、オシュマン(Oschman)に参照〔12〕〔13〕〔14〕。
アーシングが炎症や痛みに劇的な影響を与えることは、2004年の医療用サーモグラフィ〔15〕で、皮膚温のわずかな変化を捉えて、色分けした画像表示を行う研究を皮切りに証明されている。図1と2(Figs. 1 and 2.)参照。

図1
両膝周辺に痛みを抱える患者のアーシング前(左)と後(右)の30分間隔の熱画像。組織の損傷では熱が発生することが、左側の熱い色で表されている。その差は、炎症が明らかに早く治まっていることを示している。

図2
この熱画像は、85歳男性の炎症が接地して寝た後に著しく軽減され、それに伴い痛みも急速に緩和されたことを示している。左の画像は、矢印で示した炎症と痛みの激しい部分を示している。右の画像は、2晩接地して眠った後に撮影されたものである。この患者は、4ヶ月前から強い慢性的な左腰痛と右肩の痛みで睡眠が妨げられ、起床時のこわばりと痛みを訴えていた。長期の医学的治療もうまくいかなかった。アーシングを2晩続けたところ、痛みが50%減少、睡眠を妨げる痛みが80%減少、起床時の凝りや痛みが75%減少したと報告された。4週間後、痛みは完全になくなり、時折軽いこわばりが残る程度になった。彼は「人生を取り戻した」とコメントしている。
遅発性筋肉痛(DOMS)と呼ばれるスポーツ医学の研究モデルに基づいた3つの研究では、アーシングによる痛みの緩和と炎症の軽減が明確に証明された。遅発性筋肉痛とは、慣れない運動や激しい運動をした数時間から数日後に筋肉に感じる痛み、圧痛、こわばりのことである。この痛みは、筋繊維の一時的な損傷(微小外傷)から生じ、通常、運動後24時間で強度が増し、24時間から72時間でピークに達する。アーシングは、遅発性筋肉痛の痛みと炎症の程度と期間を著しく減少させた〔16〕〔17〕。
ザルツブルグ大学で行われた最新の遅発性筋肉痛研究では、睡眠中にアーシングを行うと、アーシングを行わない場合と比較して、筋肉の損傷や炎症のマーカーがより早く回復すること、および/または、より少なく顕著になることが明確に示された。
研究者たちは、アーシングが、現在確立された治療戦略がない「集中的な」運動やアスレチックトレーニング/パフォーマンスの後の急性および長期の回復を促進する簡単な方法である可能性があると結論づけている〔18〕。
アーシングはアスリートにとって非常に有用であり、フィットネスやアスレチックのライフスタイルの一部となるべきものであることは、これらの運動に関する研究からも明らかである。アーシングの研究によると、アーシングの迅速かつ広範な影響は、ゆっくりと動く神経インパルスや化学反応では説明できず、むしろ地球からの抗炎症電子の流入が作用し、オシュマン(Oschman)が述べたように、身体の導電性の基盤を迅速に通過し、炎症部位をターゲットにできることを示唆している〔12〕〔13〕〔14〕。
ハーシーにあるペンシルバニア州立大学小児病院新生児集中治療室の医師による2017年の研究で報告されたように、この迅速な電子通過活動は、すべての年齢で、たとえ未熟児であってもメリットをもたらすことができる。彼らは、未熟児にアーシングを施すと、炎症反応やストレス反応の調節に極めて重要な自律神経系(ANS)の機能の測定において、即座に有意な改善が見られることを発見した〔19〕。
アーシングにより、新生児の心拍変動(HRV)が有意に増加し、迷走神経緊張が改善されたことが示された。HRVとは、心拍数の1拍ごとの変化のことで、自律神経(ANS)の交感神経と副交感神経の分枝に影響される。アーシングは、アーシングパッチ(心電図の電極パッチのようなもの)を保育器やベビーベッドにいる新生児の皮膚に貼り付け、パッチワイヤーを病院のアースに接続することで実現された。
テストされた新生児について、研究者のチャールズ・パーマー(Charles Palmer, MB, ChB)は、「アーシング(接地)をすると、数分以内に副交感神経の常態が高まった」と述べ、「迷走神経緊張が壊死性腸炎(注:未熟児の約10%がかかる悲惨な腸の病気)の重要な危険因子であることを明らかにした我々の以前の研究と合わせると、この新しい発見は赤ん坊をさらに保護するものかもしれない」と述べている〔20〕。
アーシングが迷走神経の伝達を高め、それによって早産児のストレスや炎症の調節機構を改善することをさらに実証するためには、さらなる研究が必要であることは明らかである。迷走神経は、病原体の侵入や組織損傷時の基本的な免疫反応や炎症を制御するメカニズム、いわゆる「抗炎症反射」に大きな役割を果たしていることが、最近の研究で明らかになっている。特に、神経の働きは、炎症性化学物質の過剰な産生を抑制するのに役立っている〔21〕〔22〕。
● 血流の改善
アーシングのもう一つの大きな効果として、血流が良くなることが記録されている。2013年の研究では、10人の健康な被験者のゼータ電位がアーシング後2時間以内に平均約270%上昇した。ゼータ電位とは、赤血球の表面にある負の電荷の強さに関係し、血流中の赤血球細胞同士の間隔を維持する要因である。電荷が大きければ大きいほど、細胞同士の反発が高くなり(凝固が少なくなる)、血液の粘度が減少する結果、血の流れがよくなる。 この研究で測定された増加は、自然な血液の抗凝血効果を意味する。研究者たちは、アーシングが「血液の粘性と凝集を減少させる」 と結論づけ、「心血管リスクと心血管事故の低減を支援するための最も単純でありながら最も深遠な介入の1つであると思われる」と報告している〔23〕。血流と粘性に対する効果の前後は、研究のビデオクリップで見ることができる〔24〕。
2014年、シュヴァリエ(Chevalier)はスペックルコントラストレーザーイメージャーを使用し、アーシングが顔の血流を急速に改善し、末梢循環のANS制御を強化することを示す画像証拠を初めて提供した。この研究では、アーシングを受けた被験者の顔の血流に、偽アーシングを受けた被験者にはない優艶で明確なリズミカルさが確認された〔25〕。このリズミカルさは、ANSによる血流調節効果が効率的になったことと関連しており、アーシングが顔面組織と皮膚の栄養提供と修復をいかに改善し、それによって美容効果を生み出すかを説明するものとなっている。顔の微小循環の改善は、美容業界では様々な施術の目標となっている。図3(Fig. 3)は、40名の被験者のうち1名の撮影結果である。

図3. スペックルコントラストレーザーイメージャーで記録した、アーシング20分後の女性(55歳)の顔の血行改善(右の画像)(濃い青=血行が最も悪い、濃い赤=血行が最も良い)。(この図の凡例にある色の解釈については、この論文のウェブ版に参照)。
シュヴァリエ(Chevalier)は、アーシングの結果、他にもメカニズムが作用していることを示唆した:血液の流動性(ゼータ電位)の改善、全体的な生理学的作用の改善、体の鎮静効果とストレスホルモンのコルチゾー ルの正常化(ストレスは多くの皮膚疾患と関係がある)〔26〕や、炎症の軽減などである。
このレーザーカメラを利用した研究は、アーシングを始めてから、「短期間でも若く見える」「休息がとれているように見える」といった様なよく聞かれる声の背景を物語っている。
その一例として、2012年に開催されたウェルネス学会で100名の女性を対象に行われた非公式の調査がある。女性たちは、会議場で講義中に着席したままアーシングを1時間行う前と後に、アンケートに答えた。その結果、75%以上の人が、アーシングの後、気分が良くなり、エネルギーが増し、顔色が改善し、活力と色気が出てきたと答えた〔27〕。
2015年の研究では、アーシングの血流促進効果を、この場合は胴体全体のサーモグラフィでさらにとらえた〔28〕。動脈血は胴体から首を通って頭部と顔面に流れるが、顔への血流がよくなれば、脳への血流もよくなるはずである。画像診断では、胴体のリンパ液の循環が改善され、消化が良くなったことが説明されている。図4(Fig. 4 )は、この研究の一例である。

図4. 上の画像は、女性(55歳)のアーシング直前(左)と1時間アーシングした直後(右)のものである。右のイメージでは皮膚温が均一で、血液やリンパ液の循環の分布やバランスが改善されていることが分かる。最も温度が高いのは白、次いで赤、オレンジとなっており、黄色と緑色は中間色である。最も冷たいのは黒で、次いで紫、青となる。左の画像は、首の部分が熱くなっており、血液やリンパが滞っていることを示している。アーシング後の画像では、赤色が減少しており、鬱血が減少していることがわかる。アーシング後は、乳房周辺の温度バランスが良くなり、血流の調節がうまくいっていることが分かる。下腹部では、消化が良くなり、膨満感が減少していることが、より暖かい色で反映されている〔28〕 (この図の凡例における色の解釈については、記事のウェブ版に参照)。
非治癒性の創傷の治癒を示す写真(図5 (Fig. 5) )は、アーシングの迅速な組織修復作用のもう一つの劇的な例である。この写真は、足に合わないブーツをほんの数時間履いた結果として、84歳の女性の足首にできた8ヶ月前の開放創の治癒を示すものである。その間に水ぶくれができ、その後、耐性のある開放創になった。創傷センターで様々な治療を受けたが、治療の経過は悪く、血管の画像診断で、彼女の足の血行不良が明らかになった。アーシングの「治療」を提供する医師に初めて診てもらったとき、彼女は軽く足を引きずる状態で、痛みを感じていた。

図5. 右の列は、左の写真のクローズアップである。上の段は、8ヶ月間治らなかった傷口が開いた状態で、皮膚は淡い灰色を呈している。真ん中の段は、毎日30分のグラウンディングセッションを1週間行った後の写真で、皮膚の色が示すように、治癒と循環の改善が顕著に見られる。下の段は2週間後の写真で、傷は完治し、肌の色は劇的に健康的になっている。(この図の色に関する解釈は、この記事のウェブ版に参照)
患者は、クリニックでゆったりと座った状態で、電極パッチを用いて毎日30分間、2週間にわたってアーシングを行った。1回目のセッション後、痛みが明らかに減少したと報告した。1週間後、痛みは約80%減少し、足を引きずらなくなったと話し、2週間後には、完全に痛みが無くなったと言っている。
アーシングのその他の主な効果は、自律神経系 (心拍変動と迷走神経緊張の改善によって測定)と ストレスホルモンのコルチゾールに対する正常化効果によるストレス軽減と気分改善である〔29〕〔30〕〔31〕〔32〕〔33 〕。
この論文で述べたような効果が複合的に作用して、血圧にも影響を与えていると思われる。アーシングを始めてから血圧が改善されたという事例は、何年にもわたって数多く報告されている。この関係を調べた最初の臨床研究では、参加した10人の高血圧患者全員がアーシングを始めてから数ヶ月以内に、多くの場合、その期間内に血圧のコントロールが可能になり、測定値が改善された〔33〕。
よりよい食事や日常的な運動など、健康的なライフスタイルを推進することは、多くの医師にとって課題となっている。なぜなら、患者は不健康な行動を変えることができないことが多いからだ〔34〕。しかしアーシングにはそのような課題はない。アーシングには、努力も集中力も訓練も必要なく、座っていても、寝ていても、簡単にできる。また、アーシングは、クリニックで診察を待っている患者にも適用できる。余分な努力が必要ないという事実は、医師と患者の両方が歓迎する迎合性があり、体の改善の可能性を高める重要な要素である。アーシングの効果がすぐに現れることで、運動や瞑想、ヨガ、食生活の改善など、他のライフスタイルを実践する動機づけにもなる。
アーシングの身体への影響の大きさを、研究と大量の報告の両方から見ていくと、図6(Fig. 6.)のようになる。

図6. アーシングの全身効果
Face 顔:血行、外見、気分の改善
Respiration 呼吸: 血液中の酸素を増加させ、全身の細胞機能を高め、喘息を緩和する。
Digestion 消化: 不快感、膨満感を鎮める。
Reproductive system 生殖器系: ホルモンのリズムを整える
Bones 骨: 骨カルシウムのバランスをとる、代謝、骨粗鬆症の抑制。
Joints関節:痛みを伴う関節の炎症、関節炎を軽減する。
Energyエネルギー:体全体の筋肉収縮に関する生体電気プロセスを強化する、神経伝達、創傷治癒、ホルモンリズム、時差ぼけの解消。
Stress ストレス:自律神経系のバランスを整え、ストレスを軽減し、睡眠を改善する。
Heart 心臓: 不整脈を鎮める、血圧を下げる。
Muscles 筋肉:運動後の筋肉痛や損傷を軽減する。
Injuries 負傷:免疫反応を高め、傷の治癒を早める。
Aging 老化:老化に伴うフリーラジカルの損傷を遅らせる。
Electrical sensitivity: 電気的感受性:電気環境による体内電圧を低下させる。
Chronic Diseases: 慢性疾患:あらゆる種類の慢性炎症性疾患や自己免疫疾患を予防し、沈静化させる。
● 臨床での観察
このセクションでは、アーシングを臨床に取り入れた際の著者の個人的な考察を紹介する。
・ウェンディ・メニゴス、ナチュロパシックメディスン医学博士 (Wendy Menigoz, DN)、ナプラパシック・ヒーリング・センター、イリノイ州ブルボナイズ市
私は9年ほど前から、アーシングを日常的に患者に使っている。この人々は、頭、首、背中の痛み、生理痛、足底筋膜炎、関節リウマチ、線維筋痛症、そしてその間にあるすべてのものを抱えている人たちだ。通常、彼らは私に会いに来る前に、他のすべてを試してきており、見込みを失っている人が多い。
私は、患者にアーシングをするようお願いしており、初診の患者さんには、10ドルのアーシングコードと、アーシングパッチをお渡ししている。そして、夜ベッドでアーシングをするように伝える。すると、痛みが劇的に軽減され、時にはまったく痛みがなくなることもある。おそらく、私の患者の98%はアーシングをしている。もし効果がなければ、返金しているが、そのようなことはほとんどない。効果があり簡単なアーシングは皆が大好きだ。
覚えていて欲しいのは、私はこの人たちに食事療法とサプリメントのプログラムも行なっていることだ。アーシングはそれとの組み合わせである。私にとっては、アーシングは、水を十分に飲むこと、日光を浴びること、新鮮な空気を吸うこと、健康に良い食事をとる事と同じくらい重要なことだ。
膝や股関節の人工関節置換術を受ける人は、アーシングパッチを利用したり、アーシングマットで関節を包むと、夜間の痛みが取れることが分かった。これは、患者が1日を乗り切るのにも役立つ。軟骨が不足している場合は、アーシングによって体内で軟骨が再生されるような環境を整えることができているのかもしれないが、私は彼らにビタミンやミネラルを投与することも加えている。
アーシングは、多くのケースで血圧の改善に役立っている。男性患者の中には、勃起不全が改善されたという人が何人かいたが、これは血行が良くなった結果であると思う。
通常、決して良くならない症状や、単に症状を管理するために薬で治療するような症状が治癒したり改善したりするのを、私は何度も目にしてきた。
アーシングの効果を実感した人が、「いつまでこれを続けるのが良いのか?」と私に聞く事があるが、私は笑って、「良くなりたいと思う願望が満たされるまで続けるように」と答えている。
・トレイシー・ラッツ、医学博士(Tracy Latz, MD,MS)レイクノーマン統合精神医学、モーズビル、ノースカロライナ州
私は、統合精神医学の診療やセミナー、オンライン講座で、癒しへの幅広いアプローチの一環としてアーシングをよく勧める。アーシングは、私の多次元的な癒しの薬袋の中の強力なツールだと考えている。
アーシングを実行する患者もいれば、実行しない人もいる。アーシングを実行した人のうち、65~75%は良い反応を示す傾向がある。これらの患者は、感情的、精神的、身体的にさまざまな問題を抱えており、精神医学と身体医学の両方の診断が組み合わさっていることがよくある。彼らはアーシングの後、気分が良くなったと言うことがよくある。私のセミナーやオンラインコースでは、おそらく75%がフォローアップされている。
アーシングは一般的に睡眠を改善する。不安症(心的外傷後ストレス障害、全般的不安障害、パニック障害など)の人にとって、睡眠の改善があることは大きな違いを生む。不安が改善された後、アーシングをやめてしまう患者もいる。なので、私は患者たちに、どうして体が良くなったかを思い出すように言っている。
うつ病の場合、症状や体力が改善されるのをよく見る。定期的にアーシングをしている人は、ストレスの多い状況に対して耐性があるように見受けられる。
慢性疼痛の患者さんの多くは、疼痛管理の医師から私のところに紹介されてくる。これらの患者は、絶え間ない痛みによって不安や鬱を引き起こしていて、状況が改善されることへの希望を失っているような人々である。
その多くは、鎮痛剤にうまく反応しない、または薬に耐性がある患者であるが、アーシングによって、彼らは通常、炎症と痛みのレベルが低下したと報告してくる。そのため、アヘン剤による治療の必要性が低くなる。現在のアヘン剤による危機を考えると、アーシングは、慢性的な痛みに対する代替医療や、リハビリセンター、コミュニティにおける「12ステップの回復プログラム」への貴重な追加手段として考慮されるべきだ。
私がこれまで治療したグルテン不耐性や過敏性腸症候群(I B S)の患者の多くは、アーシングを定期的に利用することで症状が著しく改善されてきた。完全に治ったわけではないにしても、消化管や胃の問題は改善され、痛みや不安も軽減されている。
また、自己免疫疾患の患者にもアーシングを勧めている。自己免疫疾患の再燃を引き起こしたり、悪化させたりすることがよく知られているストレス反応をアーシングが低下させるので、非常に有益なのだ。
私は、副腎皮質ホルモンを使い果たした慢性疲労の患者をたくさん見てきた。その多くは、強いストレスにさらされた経験がある。アーシングを行うと、疲労感が軽減され、落ち着きを取り戻す。睡眠サイクルが改善されると、副腎の問題、つまりコルチゾールのレベルも改善され始める。彼らは体力がみなぎるのを感じ始め、徐々に体調が良くなっていく。
・ロビン・A・イーリー、医学博士(Robin A. Ely, MD)、統合医療センター、メリーランド州ポトマック市
アーシングの欠如は、私たちの世代で慢性疾患が著しく増加している重要な要因の1つであるという仮説は、現在進行中の研究によってますます実証されている。アーシングは人間の生活に不可欠なものであり、人類の膨大な経験において規範的なものであった。しかし、絶縁材料で作られた建物や履物(靴など)の出現により、人間は24時間のうち一度も地球と電磁気的に接続されることなく生活することになった。
私はアーシングを誰にでも勧めている。アーシングは私自身の生活にも、また他の人々の生活にも非常に有益であることがわかった。アーシングの方法には、土や草、砂の上を裸足で歩いたり、マットやスロー、パッチなどのアーシング製品を室内で使用したりすることもある。
アーシングに関する多くの効果が報告されている:たとえばアーシングされた状態で眠ると気分が良くなる;アーシングされた状態で仕事をするとコンピューターの負担が減る;授乳中に母親がアーシングしていると赤ちゃんがイライラせず、落ち着いていて、授乳が楽にできるようになる;テーブルにぶつけてひどく打ち付けた脛にアーシングパッチを使うと早く治る;などである。
個人的なことでは、睡眠中にアーシングをすると、朝の痛みが軽減され、また、熟睡できるようになる。私には17人の孫がおり、いつも孫と一緒に活発に行動しているので、アーシングは私を助けてくれている!!。
・シモン・カメイ 東洋医学博士(Cimone Kamei, DAc)ホノルル、ジュジュベクリニック
3年以上前にアーシングのことを知り、できるだけ裸足で歩く、走る、庭仕事をするようになった。普段から食事や生活習慣も気を付けていたが、それでもすぐにエネルギーに大きな違いを感じた。アーシングは私のエネルギーを新たなレベルへと引き上げてくれた。また、よりポジティブになり、気分も良くなり、思考がより明快になった。コンピューターで仕事をするとき、レンガ造りの中庭に裸足で座っていると、より良いアイディアが浮かぶことにも気付いた。
私は、鍼治療、デトックス、血液の検査、栄養と食事、運動など、クリニックの複数のホリスティックプログラムにアーシングを加えるほど、感銘を受けた。患者の毎日の習慣として、庭やビーチ、公園など、いつでもどこでも裸足になるようお願いしていて最初は10分くらいから始めて、出来るだけ長く続けてもらい、室内でもアーシングすることを勧めている。
私のクリニックはビーチに隣接しているので、患者は診察の後、濡れた砂浜を少なくとも10分、できればそれ以上、裸足で歩くように伝えている。
私の患者の中には、がんや腎臓の機能低下により、足にかなりの浮腫みや水分の貯留が見られる方もおり、足が水風船のように膨らんでいる。そのような患者には、クリニックのスタッフ2人に付き添ってもらい、海辺に行くように指示することが多い。シャベルを持ち、濡れた砂に穴を開け、砂の上に座ってもらい、足を穴の中に入れてもらう。そして、その穴を砂で埋める。約20分後、浮腫は通常取り除かれる。患者さんは、”砂の治療 “のおかげで、とても喜んで、気分よく歩いて帰られる。
私は、アトピー性皮膚炎という、子どもによく見られる皮膚病の子どもをたくさん診ている。親御さんには、子供を公園に行って裸足で走り回らせたり、海に行って泳がせたり、裸足で歩かせることを勧めている。すると、とても早く状態が改善すると伝えてくる。治療薬は土の中にあるのだ。
私は、バセドウ病(グレーブス病)、ループス、多発性硬化症、関節リウマチのような自己免疫疾患を多く診ているが、このような場合にも、アーシングは非常に役立っている。
血行不良の患者は、アーシング後に四肢が暖かく感じると言うが、これは血行が改善された結果だと思う。痛みのある患者さんからは、痛みがだんだん少なくなってきた、ズキズキする痛みがなくなってきたという報告がある。
アーシングは、多くの段階で改善を促し、私が行う他のすべての治療と相乗的に働き、さまざまな状態に対応する。ライフスタイルを変えることで、大きな違いが生まれる。私は長年、食事やデトックス、運動といった典型的なライフスタイルの変化が、血液検査の結果をいかに改善するかを見てきたが、アーシングを私の提案に加えるようになってから、結果はさらに劇的に良くなっている。それはまるで、何か本質的な癒しのスイッチが入ったかのようである。
・グレゴリー・メルビン カイロプラクティック医師(Gregory Melvin,DC)、トータルサーマルイメージングウェルネスセンター、カリフォルニア州ラメーサ
私は7年以上前からアーシングを患者に勧めている。最初は半信半疑であったが、アーシングによって治癒が早まったという患者の声を聞いて、すぐに感心した。痛みから消化不良まで、さまざまな問題が報告された。
サーモグラフィーによって、その治癒の過程を確認することがきた。当初は、アーシングが血管の変化や四肢にどのような影響を与えるかを知りたかった。何人かの患者にアーシング製品を渡し、アーシングの前後で画像診断を行ったが、治療したわけではなく、数日間ベッドでアースをとってもらっただけである。すると、再度の検査の時、3日ほどで大きな変化があった。その実験を、さらに10人ほどの患者さんに続けてみたところ、結果は同じで大幅な改善が確認できた。これは何か特別なことだと思い、アーシングを私の多面的な治療計画や画像解析に極めて重要な要素として取り入れる必要があると思った。
私たちは結局のところ、生体電気的な存在であるため、アーシングは、体の電気系統に急速に蓄積する。まるでバッテリーを充電しているようなものだ。
私は、アーシングで硬膜の応力負荷による画像診断の結果が改善されるのを何度も見てきた。硬膜組織は、脳と脊髄の繊維性結合組織の一番外側にある膜である。この組織に問題が発生すると、発生する場所によって、痛みやしびれ、内臓や手足の機能障害が現れる。
神経学的には、中枢神経系に緊張やストレスの負荷がかかるということは、ヒューズボックスをカメラで見て、過負荷になっているシステムを見るようなものである。そして、アーシングを取り入れると、もはや過負荷ではなくなる。アーシングを数晩行っただけで、背骨に生理的な変化が起こるが、これは通常、数週間、あるいは数ヶ月にわたる治療では見られないことだ。他の種類の治療を追加する必要があるにしても、患者からは緩和の報告があるのだ。
2014年、私はサーモグラフィーを使って40人の血液やリンパの流れ、〔28〕や消化管の機能を分析する研究に協力した。
この研究では、アーシングをしなかったグループではなく、アーシングをした参加者のみが短期間で腹部全体に印象的な改善を示した。さらに驚いたことに、アーシングが消化管の運動性に大きな影響を及ぼしていることが分かった。
一般的な消化管障害の患者さんが、アーシングをしながらたった3晩寝ただけで、クレンジングや姿勢改善など、他の方法では尚なお時間がかかるような大きな変化をサーモグラフィーを使って、目の当たりにしたことがよくある。アーシングを行うだけで、短時間で鬱血が解消されるのを、画像で確認することができる。そして、この客観的な証拠は、患者さんからの肯定的なフィードバックを伴うものだ。
消化管のうっ血は、便秘、腹部の不快感や痛み、慢性疲労、四肢や静脈、さらには睾丸の腫れなどの問題の原因として、しばしば診断されず、見落とされることがある。
アーシングの研究では、アーシング後20分以内に回盲弁の機能が改善されたことを示すサーモグラフィの証拠が見られたが、これは驚くべきことだ。アーシングをしていない人たちには、このような変化は見られない。
アーシングはすべてを解決できるわけではないが、多くのことを解決することができる。それも多くの場合かなり早めに効果が出る。
・ドリュー・シナトラ、ナチュロパシックメディスン医学博士(Drew Sinatra,ND, LAc.)、クリアセンター・オブ・ヘルス、カリフォルニア州ミルバレー
私は2011年から患者にアーシングを施し、これは患者にとって包括的なライフスタイルプログラムの論理的かつ生産的な部分であると考えている。私は食事、サプリメント、ストレス解消、運動などを含む患者への方針をオーダーメイドしている。アーシングは、そのプログラムをより完全なものにし、私の成果を高めてくれる。
アーシングは、水を飲んだり、体に良い食事をとるのと同じように、誰もが自分のために行うべき基本的なライフスタイルの「治療」なのだ。
理想を言えば、患者にはできるだけ外に出て、裸足になってもらいたい。そうすることで、一般的にストレスが軽減される。歩いてもいいし、椅子に腰掛けて芝生の上に足を置いても良い。これは簡単な治療で、しかも無料である。天候や条件が許す限り、1日に最低でも10分か20分、できればもっと長く行うようにと患者には伝えている。 また、アーシングの休憩を取ることをお勧めしている。自然の中にいること、アーシングの効果、あるいはその両方によって、ストレスが解放される。
アーシングができない人のために、室内用として開発された製品が便利である。このような製品を購入するには費用がかかるが、座りながら、あるいは寝ながら、日常的にアーシングを行うことができる良い機会だ。デスクワークの人は、仕事をしながらアーシングをすることもできる。
夜、アーシングをすると、よく眠れ、深く眠れる。しかも、すぐに。睡眠がより安らかになったと報告がある。 これは凄いことだ。
局所的な痛み(腱炎、滑液包炎、関節炎、怪我)にアーシングバンドやパッチを使用している患者は、痛みが少ないと報告していることが観察される。 一例として、肘の腱炎の65歳の女性患者が、アーシングのリストバンドを毎日1時間ほど使用したことがある。2週間後、彼女は痛みが50%ほど軽減したと言って戻ってきた。彼女の治療プロトコルは、アーシング、天然の抗炎症サプリメント、コントラストハイドロセラピーで構成されていた。
線維筋痛症は、毎日のアーシングによく反応することがわかった。例えば、45歳の女性患者は、私が勧めたベッドでのアーシングに従った。約1ヵ月後、彼女は体の痛みが大幅に改善され、夜間もぐっすり眠れるようになったと報告した。私は、低用量ナルトレキソン、抗炎症食(砂糖、グルテン、乳製品を含まない食事)、ボスウェリア、微量ミネラル、リポソーム・グルタチオン(カビ治療のため)も投与していたので、これらの治療も同時に行っていた。
鍼治療中にアーシングをした患者さんは、鍼だけの治療と比較して、より深くリラックスした状態で治療を受けられることが確認されている。鍼の中や周りの感覚は変わらないが、テーブルの上での体験そのものが違うのだ。
● 考察: アーシングの適用
アーシングのライフスタイルのコンセプトとしての大きな利点は、適用が簡単なことである。裸足で歩くことが最も自然な方法であることは明らかだ。芝生のある公園や庭、砂浜などが理想的である。また、その他の自然の地形や、コンクリートの上などでは、足を保護するためのアーシングフットウェアが販売されている。これはネットで検索できる。
もうひとつの方法は、裸足でガーデニングをすることだ。土に手を入れるだけでも、アーシングの効果が得られる。
アーシングを行う場所として最も便利で人気があるのは、自宅やオフィスの中だ。アーシングは、仕事中やリラックスしているとき、そして寝ているときにも簡単に取り入れることができる。アーシングは、どちらの活動も妨げず、毎日何時間でも行うことができる。アーシング製品は、コードをコンセントのアースポートに差し込むか(家やオフィスのアースシステムに接続)、屋外の土中に設置されたアースロッドに取り付けることで、地球と接触するものである。
臨床医は、オフィスで(予約の前後でも待合室で)30分以上のセッションで、導電性の椅子、マット、パッチなどのアーシング製品を使用して患者をアースすることができる。臨床医は、サプリメントをオフィスで販売するのと同じように、アーシング製品を販売することができる。また、患者にはオンラインショップを紹介することもできる。
注意:アーシングには幅広い生理学的効果がある。そのため、薬の服用量に注意する必要がある。例えば、アーシングには軽度の抗凝血効果があり、甲状腺機能や血糖値の調節を改善する可能性がある。
アーシングの全容は、アーシングブックに記載されている。研究や最新情報は、情報サイト www.earthinginstitute.net に掲載されている。
● 結論
アーシングは、生理学の基盤を基礎から強化することが、現在進行中の研究で明らかにされている。世界的な疾病や痛みの負担がますます大きくなるにつれ、効果的な予防やライフスタイルの実践がこれまで以上に必要になっている。そのような実践には、アーシングが必要である。アーシングは、忘れ去られた自然の重要な側面、すなわち地球の治癒力に立ち還ることを意味し、現代社会を苦しめる一般的な疾患の予防と治療の両方に関して大きな可能性を持っている。
● 謝辞
本稿の執筆にあたり、アーシング研究所のマーティン・ザッカー氏に感謝する。
● 資金提供
この記事は、公的、商業的、または非営利的な分野の資金提供機関から特定の助成を受けていない。
参考文献
- [1]C. Ober, S.T. Sinatra, M. Zucker
Earthing
Basic Health Publications, Laguna Beach, CA (2014)
- [2]G. Chevalier
The effect of grounding the human body on mood
Psychol Rep, 116 (2) (2015), pp. 534-542
http://journals.sagepub.com/doi/pdf/10.2466/06.PR0.116k21w5
View Record in ScopusGoogle Scholar
- [3]J. Oschman, G. Chevalier, R. Brown
The effects of grounding (Earthing) on inflammation, the immune response, wound healing, and prevention and treatment of chronic inflammatory and autoimmune diseases
J Inflamm Res, 8 (2015), pp. 83-96
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4378297/
View PDFCrossRefView Record in ScopusGoogle Scholar
- [4]World Health Organization
Non-communicable diseases
Fact Sheet (2018)
https://www.who.int/en/news-room/fact-sheets/detail/noncommunicable-diseases
- [5]Chan, M. (2011) The worldwide rise of chronic non-communicable diseases: a
slow-motion catastrophe. Speech of the Director General of the World Health
Organization. http://www.who.int/dg/speeches/2011/ministerial_conf_ncd_20110428/en/
- [6]D.S. Goldberg, S.J. McGee
Pain as a global public health priority
BMC Public Health, 11 (2011), p. 770
https://bmcpublichealth.biomedcentral.com/articles/10.1186/1471-2458-11-770
View Record in ScopusGoogle Scholar
- [7]U.S. Department of Health and Human Services. (2018) What is the U.S. opioid epidemic? https://www.hhs.gov/opioids/about-the-epidemic/index.html
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1550830719305476.
- [8]U.S. State Department. (2018) Mobilizing an international response to the opioid crisis: U.S. acts through the United Nations. https://blogs.state.gov/stories/2018/04/19/en/making-progress-vienna-against-crisis-facing-america
- [9]E. Williams, S. Heckman
The local diurnal variation of cloud electrification and the global diurnal variation of negative charge on the Earth
J Geophys Res, 98 (D3) (1993), pp. 5221-5234
View Record in ScopusGoogle Scholar
- [10]S. Anisimov, E. Mareev, S. Bakastov
On the generation and evolution of aeroelectric structures in the surface layer
J Geophys Res, 104 (D12) (1999), pp. 14359-14367
View Record in ScopusGoogle Scholar
- [11]K. Sokal, P. Sokal
Earthing the human body influences physiologic processes
J Altern Complement Med, 17 (4) (2011), pp. 301-308
View PDFCrossRefView Record in ScopusGoogle Scholar
- [12]J. Oschman
Perspective: assume a spherical cow: the role of free or mobile electrons in bodywork, energetic and movement therapies
J Bodyw Mov Ther, 12 (2008), pp. 40-57
ArticleDownload PDFView Record in ScopusGoogle Scholar
- [13]J. Oschman
Charge transfer in the living matrix
J Bodyw Mov Ther, 13 (2009), pp. 215-228
ArticleDownload PDFView Record in ScopusGoogle Scholar
- [14]J. Oschman, G. Chevalier, A. Ober
Biophysics of Earthing (grounding) the human body
P.J. Rosch (Ed.), Bioelectromagnetic and Subtle Energy Medicine (2nd ed), CRC Press, New York (2015), pp. 427-450
- [15]Amalu, W. (2004) Medical thermography case studies. Unpublished study. https://www.earthinginstitute.net/wpcontent/uploads/2019/02/thermographycasehi stories2004.pdf
- [16]D. Brown, G. Chevalier, M. Hill
Pilot study on the effect of grounding on delayed-onset muscle sorenessJ Altern Complement Med, 16 (3) (2010), pp. 265-273 View PDFCrossRefView Record in ScopusGoogle Scholar
- [17]R. Brown, G. Chevalier, M. Hill
Grounding after moderate eccentric contractions reduces muscle damage
Open Access J Sports Med, 5 (6) (2015), pp. 305-317
View Record in ScopusGoogle Scholar
- [18]E. Müller, P. Pröller, F. Ferreira-Briza, L. Aglas, T. Stöggl
Effectiveness of grounded sleeping on recovery after intensive eccentric muscle loading
Front. Physiol, 10 (2019), p. 35
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fphys.2019.00035/full
View Record in ScopusGoogle Scholar
- [19]R. Passi, K. Doheny, Y. Gordin, H. Hinssen, C. Palmer
Electrical grounding improves vagal tone in preterm infants
Neonatology, 112 (2) (2017), pp. 187-192
View PDFCrossRefView Record in ScopusGoogle Scholar
- [20]Pennsylvania State University. (2017) Electrical grounding technique may improve health outcomes of NICU babies (Press release). https://news.psu.edu/story/476014/2017/08/03/research/electrical-grounding-technique-may-improve-health-outcomes-nicu
- [21]J. Thayer
Vagal tone and the inflammatory reflex
Cleve Clin J Med, 76 (suppl 2) (2009), pp. S23-S26
View PDFCrossRefView Record in ScopusGoogle Scholar
- [22]R. Schoemaker, U. Eisel
Cross talk between brain and inflammation
M. Blankesteijn, R. Altara (Eds.), Inflammation in Heart Failure, Academic Press, Boston (2015), pp. 81-91
ArticleDownload PDFGoogle Scholar
- [23]G. Chevalier, S.T. Sinatra, J.L. Oschman, R.M. Delany
Earthing (grounding) the human body reduces blood viscosity—a major factor in cardiovascular disease
J Altern Complement Med, 19 (2) (2013), pp. 102-110
View PDFCrossRefView Record in ScopusGoogle Scholar
- [24]Earthing Institute (2013) https://www.earthinginstitute.net/how-grounding-affects-blood-viscosity/
- [25]G. Chevalier
Grounding the human body improves facial blood flow regulation: results of a randomized, placebo controlled pilot study
J Cosmet Dermatol Sci Appl, 4 (5) (2014)
http://www.scirp.org/journal/PaperInformation.aspx?PaperID=51326#.VHDemfnF8SA
- [26]A. Kimyai-Asadi, A. Usman
The role of psychological skin disease stress
J Cutan Med Surg Med Surg, 5 (2) (2001), pp. 140-145
https://www.researchgate.net/publication/11896810_The_role_of_psychological_stress_in_skin_disease
View Record in ScopusGoogle Scholar
- [27]Earthing Institute (2012) https://www.earthinginstitute.net/rapid-benefits-an-earthing-1-hour-time-trial/
- [28]G. Chevalier, G. Melvin, T. Barsotti
One-hour contact with the Earth’s surface (grounding) improves inflammation and blood flow – A randomized, double-blind, pilot study
Health, 7 (2015), pp. 1022-1059
http://www.scirp.org/Journal/PaperInformation.aspx?PaperID=58836
View PDFCrossRefView Record in ScopusGoogle Scholar
- [29]M. Ghaly, D. Teplitz
The biologic effects of grounding the human body during sleep as measured by cortisol levels and subjective reporting of sleep, pain, and stress
J Altern Complement Med, 10 (5) (2004), pp. 767-776
View Record in ScopusGoogle Scholar
- [30]G. Chevalier, K. Mori, J.L. Oschman
The effect of Earthing (grounding) on human physiology, pt. I. electrodermal measurements
Eur Biol Bioelectromagn, 2 (1) (2006), pp. 600-621
View Record in ScopusGoogle Scholar
- [31]G. Chevalier
Changes in pulse rate, respiratory rate, blood oxygenation, perfusion index, skin conductance, and their variability induced during and after grounding human subjects for 40 min
J Altern Complement Med, 16 (1) (2010), pp. 1-7
View Record in ScopusGoogle Scholar
- [32]G. Chevalier, S. Sinatra
Emotional stress, heart rate variability, grounding, and improved autonomic tone: clinical applications
Integr Med, 10 (3) (2011), pp. 16-21
View Record in ScopusGoogle Scholar
- [33]H. Elkin, A. Winter
Grounding patients with hypertension improves blood pressure: a case history series study
AlternTher Health Med, 24 (6) (2018), pp. 46-50
http://alternative-therapies.com/openaccess/26-6_Elkin.pdf
View Record in ScopusGoogle Scholar
- [34]J.A. McAndrews, S. McMullen, S.L. Wilson
Four strategies for promoting healthy lifestyles in your practice
Fam Pract Manag, 18 (2) (2011), pp. 16-20
https://www.aafp.org/fpm/2011/0300/p16.html
View Record in ScopusGoogle Scholar
ドクター亀井の好評連載コラム一覧は>>>https://aloha.town.net/author/cimonekamei
ジュジュべ・クリニック
一般的に病気や不調とは「症状」の現れであり、病気の「原因」ではありません。自律神経の不調や血液の質の低下がさまざまな病気の「本体」です。そして、その原因は、一.意識、二.呼吸、三.水、四.食、五.毒素、などの五つの根本原因という生活習慣の誤りです。私たちはこの五つの根本原因という病気の“本質”を改善することで、体質自体を改善する東洋医学を基本にしたホリスティックケアを行っています。






